2024年11月25日( 月 )

九州大学大学院で、交換留学生交流会開催

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ryugakusei 「アジアの国際ビジネス人材」の育成を狙いとする九州大学ビジネススクール(QBS)で12月5日、交換留学生と交流する催しが開催され、卒業生、現役日本人学生も含め約50人が参加した。

 中国、タイからの12人の交換留学生は後期の授業に加わり、来年春まで日本人学生と授業を共にしている。生活支援などを行う交換留学生サポートチームの担当者は、「留学生の多くは、日本の生活が初めてで、当初は不安なことも多かったようだが、ずいぶんと打ちとけてきた。留学生活をサポートするなかで、日本人学生との結束力も高まっている。積極的に留学生とのコミュニケーションにチャレンジすることで、有意義な経験ができている」と手応えを話した。参加した中国人留学生は「日本人の先生や学生の方は、とても親切で、気遣ってくれる。福岡も住みやすく、おかげで学生生活を満喫できている」と語った。

 九州大学ビジネススクールでは、アジアビジネスやMOT(技術経営)などの科目を用意し、英語による科目や海外提携大学への短期交換留学プログラムなど、海外で活躍できる人材へのステップアップの機会が作られている。これまでの修了生は約450名で、地元財界との数多くのイベントも開催している。九州大学ビジネススクールの髙田仁専攻長は「本専攻は台湾の国立政治大学大学とも連携を行い、さらにネットワークを充実している。現在の社会情勢を鑑みると、ビジネススクールで学ぶ学生には、経営マネジメントに関する知識や分析力、論理力を高めることのみならず、現実的な課題の解決に活用できる能力が求められている。実際、スクール修了後にアジアで活躍する人材が多く、そのなかで留学生は、多様性や国際性をもたらす貴重な存在だ」と話している。

【杉本 尚丈】

 

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