二場元ガバナーの権勢の栄枯盛衰物語(43)337-A地区大会で別府氏が次期ガバナー承認
世界的な奉仕団体である『ライオンズクラブ』。その慈善運動は社会的に広く認知されている。ところがライオンズクラブの複数の会員から「福岡地区=337-A地区には問題がある」との情報が入ってきた。本来国際奉仕団体としての活動は名誉栄達ではなく、純粋な社会貢献にある。
ライオンズ国際協会337-A地区元ガバナー
二場安之氏
64票の不信任票
ライオンズクラブ国際協会337-A地区(会長・松村誠ガバナー)の第72回年次大会が4月12日、北九州市の北九州芸術劇場で開催された。
歴代ガバナーや各クラブの代議員などライオンズ関係者のほか、武内和久北九州市長や、服部誠太郎知事の代理として上田哲子福岡県副知事など多数の来賓も出席。1981年に姉妹締結された友好クラブである韓国・355‐C地区からも高榮植総裁などライオンズメンバーが歓迎の拍手を受けて出席した。
大会委員長の田中孝文元ガバナーは「337‐A地区は県下120クラブありますが、服部県知事とともに数多くのライオンズクラブの活動にご支援をいただき感謝しております」と述べたうえで「本日の大会はこれからのさらなる飛躍、発展に導くために、会員の皆さまが友情と絆を深め、一丸となってライオニズムの高揚に努められる場であります。また、松村ガバナーの集大成が、新たに選任される地区ガバナーに引き継がれ、新しい幕引きと幕開けとなる期待をつなぐ大会でもあり、皆さまの御多幸とご健勝、世界の平和を祈念申し上げたい」と挨拶した。
大会式典に先立ち、午前10時より代議員大会が開催され、ガバナー、第1副地区ガバナー、第2副地区ガバナーの指名選挙が行われた。注目のガバナーは4R・3Z福岡博多ライオンズクラブ所属の別府壽信氏が当選した。有効投票数322票のうち信任投票数、258票と8割が支持したが、64票が不信任投票を入れており、この他無効票が5票、白票も10票あった。
これまで紹介してきたように、出身クラブの福岡博多ライオンズクラブのなかにも別府氏の在り方に疑問を持つ会員が多くおり、ガバナー推薦をめぐって紛糾してきた。
『二場元ガバナーの権勢の栄枯盛衰物語(37)~別府氏に屈した松村ガバナー』
こうした事情は他クラブにも伝わっており、64票の不信任票は他リジョンを含めた代議員による反対票とみることができる。関係者によると複数の元ガバナーが不信任票を投じたという。
反対意見も包摂すべき
「(別府氏らの)これまでの動きから反対したが、決まったこと(ガバナー就任)には従うし、別府氏に協力したい」とある元ガバナーは語ったが、別府氏は「(反対派に対して)協力してもらわなくていい」と語っていると漏れ伝わる。
ネット上にある別府氏のガバナーとしての挨拶文を掲載したホームページに次のようにある。
https://www.hb337a.com/governor-ts.html
(当該リンクは4月13日現在削除されている)
私は耳を大きく口は小さくして、ライオンの皆さんとの信頼関係を重視して、サーバントリーダーシップを目指してまいります。(中略)
それぞれの地域や世界で困った人たちに寄り添い、思いやりのある奉仕の種を播いてより良い社会づくりを目指します。
見返りを求めず、当たり前のこととして、人にやさしく思いやりを持って奉仕することが大切なことだと考えます。
奉仕する者には、徳を積むことを与えられるのではないでしょうか。
意見が異なり、反対されたから相手を敵視するのは別府氏も述べているライオニズムの精神にも反するのではないだろうか。
賛否があるのは当然で、とことん議論しあうのが民主主義である。ライオンズクラブは規約に基づき運営されてきた。ところが、連載で取り上げてきたが二場氏や別府氏の独断的な動きが露骨に行われてきたことに疑問の声が上がってきた。批判や反対意見が数多く出るということは問題があるということだ。
晴れて別府氏はガバナーエレクトに就任したが、反対意見も包摂した真摯で謙虚な地区運営を行うことを望むものである。
一方で二場・別府両氏に異論を持つ人々にも、問題点がある。自身のライオンズのなかでの立場を守ろうとするあまり、動きが立ち遅れてしまった。政争であり、二場氏らがロビー活動を展開している以上、陰で批判するだけでなく積極的に対抗する動きを行うべきではなかったか。陰に回るのではなく、自身が立ち上がるべきであろう。
(つづく)
【近藤将勝】









