安川電機、26年2月期決算は増収減益 小川代表社長が退任 小笠原会長が社長兼任へ

 10日、(株)安川電機(本社:北九州市八幡西区、小川昌寛代表)は2026年2月期の連結決算を発表した。それによると、売上収益は5,421億2,200万円(前期比0.8%増)、営業利益は473億700万円(同5.7%減)、税引前利益は495億6,300万円(同36.8%減)、当期純利益は365億8,200万円(同36.6%減)で、増収減益となった。

 決算要因としては、半導体市場を中心に期後半にかけて需要回復が見られ、電子部品や工作機械、一般産業分野での自動化需要が堅調に推移したことにより売上収益は増加した。一方で、自動車市場における設備投資の停滞や、為替影響、間接費の増加が収益を圧迫し、営業利益は減少した。また、前期に計上した関連会社株式の一部譲渡益および再評価益の反動減により、税引前利益および当期純利益は大幅な減益となった。

 セグメント別では、モーションコントロールは売上収益2,360億5,300万円(同1.1%減)、営業利益243億8,400万円(同6.0%増)と利益は改善した。ロボットは売上収益2,470億1,200万円(同4.0%増)となったが、大口案件の付加価値の影響により営業利益は204億1,800万円(同14.0%減)となった。システムエンジニアリングは売上収益387億4,400万円(同1.0%増)、営業利益49億8,900万円(同8.3%増)と増収増益となった。その他は売上収益203億1,100万円(同12.3%減)となったものの、営業利益は19億8,800万円(同24.9%増)と改善した。

 2027年2月期の連結業績予想については、売上収益は5,800億円(前期比7.0%増)、営業利益は600億円(同26.8%増)、税引前利益は650億円(同31.1%増)、当期純利益は470億円(同33.4%増)で、増収増益を見込んでいる。

 なお、同日付で代表取締役の異動を発表した。代表取締役社長の小川昌寛氏は2026年5月27日付で退任し、副会長執行役員としてAIロボティクス事業および新メカトロニクス応用事業の統括に専念する予定。持病の療養のためとして本人より申し出があったとしている。後任には代表取締役会長の小笠原浩氏が就任し、同日付で代表取締役会長兼社長となる見通し。

【寺村朋輝】

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