100円を切るか~レギュラーガソリン
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下表は筆者が過去3年間利用したレギュラーガソリンの店頭価格推移表である。
(1) 過去3年間のレギュラーガソリン価格推移表(税込み)
2013年1月は1リットル当たり149円、14年1月は156円、15年1月は136円、今年1月は105円となっている。2年前の14年1月の156円と比較すると51円(▲32.6%)と大幅に安くなっているのがわかる。(2)福岡市西区のレギュラーガソリン価格(税込み)
福岡市内で特にガソリン価格競争の激しいのは福岡市西区といわれており、その激戦区の価格帯は下記の通りとなっている。1番安い価格は105円で、2位が108円。3位は109円となっており、1社のみ参考に掲載しているが、大勢は109円を挟んだ価格帯が主流となっている。ガソリン価格が急落している理由について
主な理由として挙げられているのは下記の通り。
◆中国経済の減速による石油需要の減退
◆原油価格の低迷(1バレル=30ドルを挟む価格)
・石油輸出国機構(OPEC)は減産合意に至らず(サウジアラビアとイランとの国交断絶)
・イランの制裁解除による原油市場への新たな供給
・アメリカのシェールオイル増産
◆オイルマネーの市場からの撤退
・世界の株安を受けて証券市場から投資資金の引き揚げ
・後進国への不動産投資撤退
◆円高の進行
・比較的安定している日本円にシフトする動きが続いており、現在118円前後の円は更に買い進
められ更に円高が進むと見られている。
要は中国経済の減速が震源となり→原油価格の低迷→世界同時株安の悪循環のサイクルが続いていることが大きな要因といわれている。100円を切るかガソリン価格
独自ブランドの吉田SS/神原石油(株)<福岡県遠賀郡>は、店頭表示の看板に98円(1ℓ当たり)を掲げているが、税抜き価格であり税込みは95円という。
いずれにせよ、レギュラーガソリンの価格が100円を切るのは時間の問題といわれており、給料の上がらない一般消費者や年金生活者にとっては朗報といえるのかもしれない。【北山 譲】
レギュラーガソリンの領収書(写し)
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