【倒産】(株)圏央(東京都中野区)ほか2社 上水道布設替工事ほか

破産手続開始決定
負債総額約47億7,000万円

 (株)圏央と関連会社の(株)大興、(有)善は5月13日に東京地裁より破産手続開始決定を受けた。

 破産管財人は倉橋博文弁護士((弁)ほくと総合法律事務所、東京都千代田区平河町2-16-1、電話03-3221-9873)。債権届け出期間は6月10日までで、財産状況報告集会期日は8月6日午後2時30分。

 (株)圏央は2005年8月設立。官公庁向けに上水道の配水小管布設替工事を請け負い、中野区、品川区、新宿区、江東区などを営業エリアとして事業を展開していた。東京都発注工事を中心に受注を伸ばし、21年5月期には年売上高約24億8,000万円を計上していた。

 しかし、近年は資材価格や原材料価格の高騰により収益性が悪化。工期延長による売掛金回収の遅れなどから資金繰りがひっ迫し、取引先への支払い遅延も発生していた。24年には請負代金請求訴訟を提起され、口座の仮差押えを受けるなど信用不安も表面化。さらに26年1月には東京都から契約不履行を理由に2年間の指名停止措置を受け、同年3月16日までに事業を停止していた。

 関連会社の(株)大興は2010年10月設立で、道路改良や路面補修工事、交通誘導警備などを手がけ、24年9月期には年売上高約10億8,000万円を計上。(有)善は02年12月設立で、圏央グループ向けに資材卸や総務・経理・契約関連業務などを担い、24年5月期には年売上高約3億9,000万円を計上していた。2社とも圏央に連鎖して今回の措置となった。

 負債は、圏央が約22億円、大興が約17億4,000万円、善が約8億3,000万円で、3社合計約47億7,000万円。


業 種:上水道布設替工事、土木・舗装工事ほか
所在地:東京都中野区東中野1-45-5
設 立:2005年8月

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