神経再生メカニズムの解明が後押しする国産水素吸入器「Suilive」への注目

(株)SUISO JAPAN

水素が拓く神経再生の扉

 水素療法が今、医療分野で大きな注目を集めている。その背景にあるのが、順天堂大学医学部整形外科学講座の内藤聖人准教授、鈴木崇丸先生らと、(株)SUISO JAPANによる共同研究である。2025年11月、研究チームは「水素が神経再生を促進する新たな作用メカニズム」を解明し、国際学術誌『Molecular Medicine Reports(SPANDIDOS PUBLICATIONS)』に研究成果を発表した。

 具体的には、加齢にともなって増加する転写調節因子「REST」が神経再生を阻害する原因であることを突き止め、水素投与によりRESTの核内輸送が抑制され、神経再生指標タンパク質GAP43の発現が亢進することを明らかにした。内藤准教授は「水素がRESTの核内輸送を制御することで神経再生を助ける新しい作用機序が示された」と述べ、末梢神経障害や神経変性疾患への治療戦略への応用に期待を寄せている。

国内初認証と独自溶存技術

 こうした医学的エビデンスを支えているのが、SUISO JAPANが自社開発する国内トップレベルの水素吸入器「Suilive(スイリーブ)」だ。同社代表の稲石陽氏はインタビューで「高濃度の水素ガスを安定して出すこと、そしてガス粒子に溶存させる技術が他社との決定的な違い」と語る。

稲石陽社長
稲石陽社長

    心臓部の電解槽は白金チタン合金を用いた自社開発の高耐久・高耐熱モデルで、独自の「MGDT(マイクロナノ気体溶解技術)」により超高濃度水素の安定供給を実現している。さらに同社は、国内の水素吸入器メーカーとして初めてISO13485(医療機器品質マネジメントシステム)認証を取得。稲石社長は「ISO取得は条件が非常に厳しく、海外で水素吸入器が医療機器として登録されている国々との取引実績が前提条件だった」と振り返り、20カ国以上への輸出実績をもつ同社ならではの優位性を強調する。

監修医が導く水素医学確立

 稲石社長が掲げる理念は「水素医学の確立」だ。その実現に向け、同社は専門分野の異なる8名の専属監修医によるネットワークを構築し、各監修医が実際の医療機関でSuiliveを活用しながら安全性と有効性を多角的に検証している。「ドクター側から水素療法に注目した相談も寄せられている」と稲石社長は明かす。

 現在、京都済生会病院や京都第二赤十字病院をはじめとする大型医療機関では、医療機関専用モデル『Suilive SS-700M』を用いた脳卒中・頭部外傷患者への共同研究も進行中だ。広告宣伝を一切行わず、口コミと健康相談窓口を通じた誠実な普及活動を貫く同社の姿勢は、肺がん患者の家族から寄せられる感謝の声にも現れている。「水素と生きる」を合言葉に、未病予防から併用治療まで——Suiliveは今、日本発の水素医療を世界へ広げる先導的存在として、大きな期待を集めている。

【児玉崇】


<COMPANY INFORMATION>
(株)SUISO JAPAN

代 表:稲石陽
所在地:大阪府高槻市天神町1-6-24-2F
設 立:2020年4月
資本金:1,000万円
URL:https://suilive-suisojapan.com

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