上場6社の人件費比率、イオン九州など4社が上昇 トライアル、西友買収で10.77%に上昇

 上場6社の直近決算における人件費比率(人件費÷営業収益)は、ダイレックスとリテールパートナーズ、イオン九州、トライアルHDの4社が前年同期から上昇した。低下はミスターマックスHDとイズミの2社だった。 

 ダイレックスの3月期は6.31%と0.13ポイント上昇した。出店や賃上げで人件費が増収率の6.4%を上回る9.5%増加した。人件費率が低いのは生鮮をテナントに委託していることや、物流の一部を親会社と共同で行うなどしているため。

 リテールパートナーズは賃上げと永野の買収で6.3%増加し、比率が10.99%と0.21ポイント高まった。

 イオン九州は13.15%と0.10ポイント上昇した。3年連続で高水準の賃上げを実施したが、セルフレジなどの省力化機器の導入で総人員を削減、人件費の伸びを3.7%にとどめた。

 トライアルHDの第3四半期(2025年7月~26年3月)は西友買収前の10.56%から10.77%に高まった。ミスターマックスHDの7.30%を大きく上回るのは、情報システムやカード事業、物流を自前で運営し人件費負担が大きいため。レジカートなどを開発する子会社Retail AIはグループ正社員の7%強に当たる509人(25年6月期末)を抱える。

 ミスターマックスは0.09ポイント、イズミは14.57%と0.24ポイントそれぞれ切り下げた。イズミはサニー買収で総人員が1年前から6.6%増えたが、増収効果で低下した。単体の総人員は0.7%減とわずかだが減らした。イオン九州に比べ人件費比率は高い。

<2026年2、3月期>
ダイレックス・・・・・・・・  6.31(+0.13)
ミスターマックスHD・・・・・7.30(-0.09)
リテールパートナーズ・・・・10.99(+0.21)
イオン九州・・・・・・・・・13.15(+0.10)
イズミ・・・・・・・・・・・14.57(-0.24)
<2025年7月~26年3月>
トライアルHD・・・・・・・ 10.77(+0.21)
(単位:%、カッコ内は前年同期比増減ポイント。ダイレックス以外は連結)

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