ゴルフクラブ・ＭＵＳＣＵＬΛＲの未知への挑戦！

（株）ベンソン　代表取締役　樫山　司

新たなゴルフクラブ・ブランド創造へ

　「ＭＵＳＣＵＬΛＲ（マスラー）」。ゴルフ用品業界にさん然と輝く歴史を刻むかもしれない、新しいゴルフクラブのネームだ。発売元の（株）ベンソンは1974年に設立され、ゴルフ場経営、ゴルフ練習場経営、そして国内外のゴルフ用品を取り扱う企業として九州一円、山口、広島で名を馳せてきた。２年前の2013年、ベンソンの可能性に無限の底力を感じ取った（株）コミュニティサービスがＭ＆Ａで同社を取得。そして今回のＭＵＳＣＵＬΛＲ発表に至る。
　コミュニティサービスについては、あえて解説する必要はないだろう。マンション管理を手がける企業として、福岡に並ぶ者のない存在だ。もちろん、ベンソンの新しい代表取締役に就任したのは、コミュニティサービスを率いる樫山司氏。新生ベンソンが今後の社運をかけて発売したＭＵＳＣＵＬΛＲについて、同氏は熱く語る。

　「老舗ブランドの持つノウハウと長年の経験で培ってきた独自の戦略をミックスして、このＭＵＳＣＵＬΛＲを新しいゴルフクラブ・ブランドへと育て上げていく構えです」。

大手メーカーでは真似できない

　ＭＵＳＣＵＬΛＲは５月から福岡市内の地場百貨店にて卸されているとともに、全国各地の工房でも卸すことで、大きく２つのルートで販売されている。知名度アップを優先し、限定150本という希少価値を全面に打ち出した販売戦略だ。そしてＭＵＳＣＵＬΛＲが目指したのは、ゴルフ初心者ではなく、プロプレイヤーでもない中上級者。しかも大量生産では決して実現できない、性能重視の小ロットによる厳選された商品だという。
　「打感のイメージを明確に打ち出し、そのイメージに近づけるため、試作と試打を徹底的に繰り返し誕生しました。反発力などをルールに反しないギリギリのところで実現しています。大手メーカーには決して真似のできないつくりです。ありきたりのドライバーで満足できない中上級者こそ、きっとその性能に納得されるでしょう」。

噂が噂を呼ぶわずか150本の限定販売

　150本を限定販売することで工房からのフィードバックを得られたら、次の商品についてはそのニーズを余すところなく取り入れたものとし、第２弾のＭＵＳＣＵＬΛＲで展開する計画だ。初代ＭＵＳＣＵＬΛＲがそうした層のユーザーからの強い支持を得られれば、それはすなわち絶対的なポジションを得ることになる。
　「150本という販売本数は、簡単には手に入らない、そんなドライバーを意味します。そして噂が噂を呼ぶ。『どこで手に入るんだ？』と思ってもらえれば、狙い通りです」。
　考え抜かれた緻密な戦略と極限まで追い求められた製品性能。もうすでに各方面から注目を集めるＭＵＳＣＵＬΛＲは、きっとこれからプレイヤー垂涎のゴルフクラブに成長するだろう。この先、ＭＵＳＣＵＬΛＲがゴルフを愛する大人たちの心をどこまで掴むか。大いに期待しよう。

＜COMPANY INFORMATION＞
（株）ベンソン
代　表：樫山　司
所在地：福岡市東区原田4-17-1
設　立：1974年３月
資本金：2,000万円
ＴＥＬ：092-623-0011
ＵＲＬ：http://www.venson.co.jp/

＜プロフィール＞
樫山　司（かしやま　つかさ）
1984年、東海大学工学部経営管理学科卒業。85年、新生ビルサービス（株）入社。92年、同取締役就任。96年、（株）コミュニティサービスへの社名変更、代表取締役就任。2014年、（株）ベンソン代表取締役就任。