三井ハイテック、27年1月期中間は大幅増収増益、電子部品・電機部品がけん引、通期予想も上方修正

 9日、(株)三井ハイテック(北九州市八幡西区、三井康誠代表)は2027年1月期中間連結決算を発表した。それによると、売上高は1,306億7,200万円(前年同期比20.6%増)、営業利益は118億1,800万円(同86.2%増)、経常利益は133億1,900万円(同122.8%増)、中間純利益は99億4,300万円(同137.3%増)で、大幅な増収増益となった。 

 同社グループの主要供給先では、自動車業界で電気自動車(BEV)市場の成長に地域差がみられる一方、ハイブリッド車(HEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)の需要が堅調に推移した。

 セグメント別では、金型・工作機械事業は、モーターコア向け金型の受注増加により、売上高63億5,900万円(同22.6%増)、営業利益3億4,100万円(同562.7%増)となった。

 電子部品事業は、車載・民生向け製品の需要増加に加え、円安の影響もあり、売上高387億4,900万円(同34.8%増)、営業利益36億8,300万円(同133.3%増)と大幅な増収増益となった。同事業の主力は半導体のリードフレームで、生成AIの普及にともなうデータセンター投資拡大などを背景とした半導体市場の回復も追い風となった。 

 電機部品事業は、電動車向けの駆動・発電用モーターコアの需要が堅調に推移し、売上高898億8,900万円(同16.1%増)、営業利益89億9,200万円(同68.9%増)となった。なお、各セグメントの売上高にはセグメント間の内部売上高または振替高43億2,500万円が含まれている。

 経常利益については、本業の増益に加え、営業外収益として14億4,000万円の為替差益を計上したことも押し上げ要因となった。前年同期は2億2,600万円の為替差損と1億5,400万円のデリバティブ評価損を計上していた。これにより経常利益は前年同期の59億7,800万円から133億1,900万円へ2倍以上に拡大した。

 同社は同日、27年1月期の通期連結業績予想を上方修正した。売上高は従来予想の2,540億円から2,720億円(前期比24.6%増)へ、営業利益は145億円から195億円(同54.1%増)へ、経常利益は145億円から200億円(同44.8%増)へ、当期純利益は100億円から145億円(同360.0%増)へそれぞれ引き上げた。

【寺村朋輝】

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