大分のホーバー運航会社に九州運輸局が警告 安全管理規程に不備、19日からの夜間運航は予定通り
10日、九州運輸局は大分市と大分空港を結ぶホーバークラフトを運航する大分第一ホーバードライブ(株)(大分市、小田典史社長)に対し、輸送の安全確保に関する警告書を発出した。立入検査で、安全管理規程に基づく操練の記録内容の不備や内部監査の未実施が確認されたため。
九州運輸局は4月と5月、海上運送法に基づき同社への立入検査を実施。その結果、安全管理規程に基づく操練の記録内容に不備があったほか、内部監査が実施されていなかったことを確認した。警告書では、安全統括管理者に対し、内部監査を通じて安全管理体制上の課題を把握し、必要な手順や方法を確立・実施することを要求。運航管理者には、安全管理規程の遵守を徹底するとともに、操練の実施概要を確実に記録するよう求めた。また、内部監査についても年1回以上、船舶や陸上施設の状況、安全管理規程の遵守状況などを対象に実施し、内容を記録するよう求めている。
同社は10月9日までに、これらの是正措置について文書で九州運輸局に報告する必要がある。
9月19日からの夜間運航は予定通り開始
同社は8月31日、大分空港と西大分を結ぶ空港アクセス便に9月19日から夜間便を追加すると発表していた。
今回の警告書発出を受け、当社が大分第一ホーバードライブに取材したところ、「19日からの夜間運航については計画を変更せず、予定通り開始する」と回答した。
夜間運航により、新たに西大分午後6時10分発と大分空港午後7時30分発の1往復が設定される。夜間の別府湾周遊便を運航する金曜日を除き、週6日運航する計画で、10月15日までの夏季ダイヤに組み込まれる。発表時、同社の小田代表は夜間運航に向けた国の安全確認検査を終えたとしており、夜間便の追加によって空港アクセスの利便性を高める考えを示していた。空港アクセス便の乗船率は現在2~3割程度にとどまっており、夜間便によるビジネス客や観光客の利用拡大を狙う。
【寺村朋輝】









