３拠点体制×高度な専門性で幅広い法的サービスを提供

弁護士法人北浜法律事務所 福岡事務所　福岡事務所所長　敷地　健康

東京・大阪・福岡の３拠点体制

　北浜法律事務所は企業法務を中心として、Ｍ＆Ａや倒産・事業再生、ファイナンス、上場支援、国際商取引、海外進出支援、独禁法など、あらゆるタイプの国内外の法的案件を取り扱う総合法律事務所。1973年に大阪で設立された同事務所は現在、東京、大阪、福岡の３拠点を有する。東京事務所は、大阪の企業の東京進出にあたり、よりきめ細やかなサービスを提供すべく2002年に設立された。そして06年に福岡事務所が開設され、東京、福岡を含めた、広範囲にわたる地域の企業に対して法的サービスを提供することが可能となった。

　同事務所のクライアントは、金融機関、商社、製造業、小売業、建設業、不動産業、ソフトウェア、情報技術、地方自治体、大学、病院などと、その業種・産業分野は多岐にわたる。西日本においては、専門性の高い案件に対応可能な法律事務所が少ないとされるなか、同事務所は３拠点体制によって幅広いリーガルニーズに応えている。「要は事務所内弁護士同士の密なコミュニケーションと相互協力」という信念に基づき、高い専門性を持つ弁護士が３拠点間で行き来し、またＷＥＢ会議やメールなどで普段から密に交流することで、地域を横断する案件に対してスピーディーな対応、そしてクライアントのニーズに合わせた分野横断的なアドバイスを可能としている。

福岡事務所による充実した法的サービスの提供

　15年４月をもって10年目を迎える福岡事務所には、７名の弁護士が常駐する。そのうちの１人、敷地健康弁護士は福岡市出身。98年４月に北浜法律事務所へ入所、06年から福岡事務所に所属し、弁護士業務だけでなく、講師としてセミナーなどで法務についての講演も行っている。

　敷地弁護士は福岡の経営者について、「コミュニケーションが緊密で、経営者同士の絆が固い印象があります。福岡商工会議所の開催するパーティの場など、あれだけ多くの人が集まって賑やかな会合というのは日本でも珍しいでしょう」と述べる。しかし一方で、「東京・大阪に比べると、福岡の経営者の方々で法律について十分に意識している方はあまり多くないように感じます」とも指摘する。「顧問契約をしている企業からの事前相談件数は増えています。新たに顧問契約した企業のなかには、相談に来る以前は一体どう対応していたのか、と思うほど多くの案件を抱えていることもあります」。

　紛争予防や競争力強化のために顧問弁護士を抱える企業が増えているなか、福岡ではコンプライアンス体制の整備が不十分な企業がまだまだ多いようだ。敷地弁護士は「潜在的な法的需要は高いと感じています。我々弁護士としては、経営者の方々の輪に入り、それぞれの企業のニーズを探って、当事務所の法的サービスを提供することでお役に立っていきたいと考えています」と方針を語る。

　専門的な知識と経験を備えた弁護士が集い、３拠点体制によるネットワークを確立した北浜法律事務所。分野や地域を横断した幅広いニーズに応え、クライアントの満足を追求する同事務所に、今後も大きな期待が寄せられる。

※記事内容は2015年８月31日時点のもの

＜INFORMATION＞
弁護士法人北浜法律事務所 福岡事務所
代　表：敷地　健康
所在地：福岡市博多区住吉1-2-25
　　　　キャナルシティ・ビジネスセンタービル4F
設　立：1973年４月
ＴＥＬ：092-263-9990
ＵＲＬ：http://www.kitahama.or.jp

＜プロフィール＞
敷地　健康（しきち　けんこう）
1968年福岡県生まれ。福岡県立修猷館高校、早稲田大学法学部卒業後、司法研修所を経て98年４月、北浜法律事務所へ入所。2006年、弁護士登録を大阪から福岡県弁護士会へ換え、弁護士法人北浜パートナーズ福岡事務所へ赴任。07年、弁護士法人北浜法律事務所パートナー弁護士に就任。税理士の資格も有する。