福岡市長選に挑む稲富修二氏 集会で市民に寄り添う市政の実現を訴える

 11月1日告示の福岡市長選が迫るなか、立候補を表明した元衆議院議員・稲富修二氏を支援する「市民1000人集会」が26日、アクロス福岡(福岡市中央区)で開催された(主催:福岡再建の会)。集会には、地元支援者、地元の企業経営者を中心に、約1,000人が参加した。

 冒頭、主催者より会について説明が行われ、「福岡再建の会は福岡の政治が今いろいろと物議を醸している、全国ニュースにもなる中、『政治を正す』という表明をした稲富修二さんを応援する」と福岡県議会問題に言及しつつ、「稲富氏はきらびやかな経歴の一方、なかなか苦労人でもある。我々福岡再建の会は稲富さんを支えて、今度の日曜日から始まる福岡市長選で市長になっていただき、福岡の政治を変えていきたい」「本人の話を聞いていただいて投票所に足を運んでいただきたい」と呼びかけた。

「稲富さんは市民にとって身近な政治家」

稲富氏へ激励を述べる若手経営者
稲富氏へ激励を述べる若手経営者

 続いて支援者から応援のメッセージが発表された。若手経営者からは行政書士の松岡健人氏が登壇。行政書士として相続や遺言、建設業許可などについて地域や地元中小企業の経営者の相談を受ける中で、政治の重要性を感じていると述べ、「稲富さんは朝、駅の前に立つ。街角に立つ。雨の日も風の日もそこに立つ。通勤する人、通学する人、車で通り過ぎる人、その一人ひとりに向かって言葉を届ける。私はそんな姿を見ていて、稲富先生は本当に私たちの近くにいる政治家だと感じている」と市民に寄り添った政治姿勢を評価した。

 また「経済、子育て、教育、福祉、まちづくり、どれも大切です。でもその前に市民の声を聞くこと。 市民が何に困っているのか、何を望んでいるのか、そこに耳を傾けることが政治の原点なのではないでしょうか」と訴え、「だからこそ、稲富先生に期待しています。 福岡市をもっと市民に近い市政にしていただきたい。福岡は全国から注目されるすばらしい街です。しかし、私は福岡にはまだまだ大きな可能性があると思っています。 もっと挑戦できる、もっと成長できる、もっと人に寄り添える街になれる。そのためには、福岡市だけでなく、福岡県全体が一つになって取り組んでいただきたい」と稲富氏に期待する思いを語った。

急務となる福岡市の人口減少への対応

集会で熱く語る稲富修二氏
集会で熱く語る稲富修二氏

    稲富氏は「私はこれからの福岡の成長の在り方を変えたい。これまでの高島市政の成長の在り方から、私の考える成長の在り方へ変えていく決意である」としたうえで、次のように述べた。

 「今、我が愛する福岡は、まだ人口が増加しているが、あと十数年でピークを迎える。これが最も福岡市の将来に関わる問題だ」と福岡市が人口減少に転じることで従来型の成長路線のままでは、経済や公共インフラを含め、維持が困難になる現実が迫っていることを語った。

 稲富氏は国会議員として福岡市を見てきた中で、他都市にないポテンシャルとして「空港、新幹線、港が都心に集中する非常にコンパクトな街である」ことを指摘。「山口県も含めて九州の経済圏の中心に福岡市があり、アジアに圧倒的に近い。福岡と東京、福岡と上海はほぼ同じ距離にあり、経済的に上がる要素をもっている」と福岡市の優位性を生かした政策を進めるべきと訴えた。

 具体的な政策として、副首都構想や物価高から暮らしと経営を守る緊急生活支援プランの充実などを掲げた。

 今回、稲富氏は従来所属していた政党や支持団体に推薦を求めなかったが、この点について「あえて今、『市民党』として政党の枠を超え、志を同じくする人とともに今回の選挙を戦おうと決めた。 ぜひお力を貸してください。ともに福岡を前に進めるため、皆様方のお力を賜りますことを心からお願いを申し上げたい」と支持を訴えた。

 稲富氏が『市民党』と名乗ったように、国会議員の時と異なり、県議や市議など地方議員の姿は少なく、会場で確認できたのは国民民主党の前野真実子福岡市議と、立憲民主党を離党した花下主茂八女市議の2人だけであった。

 集会後、稲富氏は会場出口で一人ひとりの支援者に挨拶し、「市長はあなたしかいない」など、支援者から多くの激励の声がかけられた。

 なお、本日午後2時より福岡市役所で稲富氏の政策発表の記者会見が行われる予定である。

【近藤将勝】

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