日本とフィリピン・セブ島の架け橋として、すべての人々へ希望と未来への夢を
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(株)アイランドウェイフィリピン 代表取締役 松田 和人
南島の魅力に惹かれて海外進出
国際的に注目を集めるセブ島には、日本企業も多数訪れている。日本がODA(国際協力機構)を介してつくった人工島もあり、この活用にリタイアメント施設などをつくっていこうという動きもあった。そこに(株)アイランドが進出の名乗りを上げた。明るい南の島で楽しく介護を受けられるイメージに、同社代表の亀頭隆行氏が強く惹かれたのだ。進出にあたってはセブ市長を日本に招き、安心してもらえる企業だということを誠心誠意説明。こうして現地法人(株)アイランドウェイフィリピンが誕生した。
同社は世界を目指す日本人やフィリピンの人々に仕事や教育のチャンスを与えることで、希望と未来への夢を創出することをミッションに掲げる。日本人にとってはグローバル化社会を生き抜くためにも、「英語」というライセンスを身につけ活躍の場を増やし、世界に貢献できる人材になること。フィリピン人にとっては活気を刺激に変えて多くの人々の希望になること。とくにフィリピンの人々には、日本の技術や品質を仕事や教育を通じて学び、夢や希望を持って経済活動を行う人材になってもらいたい、と夢を膨らませる。
同社代表取締役の松田和人氏は、アイランドで実績を上げてきた生え抜きだ。現在はフィリピンに駐在し事業拡大に努める。「フィリピン人が持つ活気にとても魅力を感じます」と松田代表は語る。その活気とは、ひと昔前の日本に似ていると言う。「日本は住むには申し分ない国ですが、現在は少子高齢化という問題を抱えており、経済的にも労働力の面でも閉塞感があります。それに比べるとフィリピンは1億人の人口があり、平均年齢は23歳と若い国。豊かな労働力が見込まれ、未来への希望を感じます」と説明する言葉にも力がこもる。「HOPE of everyone(すべての人々に希望を)」を上位概念に掲げる同社にとって、セブ島はまさに理念に適う島だ。
自国の魅力に気づくことが大切
海外に住み日本を客観的に見ると、日本がいかに恵まれた生活水準を持っているかがよくわかる。日本の交通網やコンビニなどの接客業は世界屈指のレベルだ。「しかしその価値は、住んでいる日本人にとっては当たり前になっています」と松田代表。フィリピンでは、日本人にとっては常識的なインフラ整備や接客のノウハウも投資できる可能性がある。またフィリピンの人々には、自分たちの住むまちを自分たちで整備し、海外の人々が訪れ、定住したくなるような都市づくりを目指してほしいと願う。観光地としてまちを育てていくには、そこに住む人々がまちの魅力に気づき、外地から訪れる人々を積極的に迎える気持ちを持つことが大切だ。しかし地域格差が激しく、美しいリゾート都市とインフラ普及が立ち遅れている住居区が背中合わせになっているフィリピン。でもそこに住む人々は本当に優しくて、笑顔が魅力的だ。
「日本とセブ島の人たちがお互いにためになる交流を行えるよう、間を取り持つのは私たち先行者の勤めだと思います」と松田代表。ぜひ一度フィリピンを訪れて、この国の魅力を肌で感じてほしいという。「日本人は、長期休暇を取ることが苦手ですが、思い切ってゆったりとした時に身を委ねる南国的な価値観も取り入れてほしいですね」とも述べる。先日は福岡から経済団体の視察も迎えた。松田代表の夢は、福岡のまちづくりにも波及し始めている。
※記事内容は2015年8月31日時点のもの
<COMPANY INFORMATION>
(株)アイランドウェイフィリピン
代 表:松田 和人
所在地:Suite 1725, 17TH Flr. I3 Bldg.,
IT PARK, Apas,Cebu City,Cebu 6000
日本オフィス:福岡市中央区大名2-11-22 若林ビル4F(ほか2支店)
設 立:2013年12月
資本金:2,000万ペソ
URL:http://ilandway-phils.com/<プロフィール>
松田 和人(まつだ かずひと)
1967年生まれ。福岡大学卒。2003年、(株)アイランド入社。12年に同社取締役、13年に(株)アイランドウェイフィリピン代表取締役就任。趣味はジョギング。法人名
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