一転して値を戻した九州地銀7行の株価
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19日の東京株式市場は、原油の先物価格が持ち直したことや、外国為替市場で1ドル=108円台後半と、円安ドル高が進んだことを受けて全面高の展開となり、日経平均株価は前日比+598円49銭の1万6874円44銭で取引を終えている。
昨日18日の日経平均株価は、熊本地震の影響などを受けて前日比▲572円08銭の1万6275.円95銭と大きく値を下げ、九州地銀7行(東証上場)の株価も大幅な下落となった。
しかし今日の日経平均株価は一転して大幅に上昇。その流れを受けて、九州地銀7行(東証上場)の株価(終値)も大幅な上昇となった。
別表の九州地銀7行(東証上場)の株価推移表(表2)を見ていただきたい。この表から見えるもの
◆新年度に入り、前期末から大きく値を上げたのは宮崎銀行で+15円の289円。次が十八銀行の+17円の262円。
◆ふくおかFGは前日比+28円の390円と大幅に上昇。また九州FGも前日比+31円の605円。ふくおかFGと同様に新年度に入り、前期比+3円と大きく値を戻している。
九州地銀7行のうち、前期末比マイナスは大分銀行だけとなった。前日比+13円の339円となったものの、前期末の351円に対しては▲12円となっている。
熊本地震が大分県中部地区まで広がったことにより、別府や湯布院など、これからシーズンを迎える観光産業に影響との見方から、出遅れているようだ。
◆九州地銀7行の株価は、大分銀行を除き、新年度に入り最高値を付けたが、果たして明日以降どのような動きを見せるのだろうか。【北山 譲】
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