商店会の活性化に向けて~東区若宮商店会
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4月27日、福岡市東区の若宮商店会で第47回通常総会が開催された。「商店会の衰退」「シャッター商店街」など全国的な課題を抱える中、若宮商店会をどのように継続し発展させようとしているのか活性化に向けた今後の取り組みなど話を聞いた。
若宮商店会は戦後の高度経済成長期に近隣の宅地開発と共に1968年にスタート。会員数は多いときで120店舗を超えた。その後、経営者の高齢化や大型店との競合、駐車場問題などから会員数は減少し空き店舗も目立つようになり、会員店舗は最盛期の半数以下まで落ち込んだ。しかし減少傾向にはストップがかかった。理由は昨年度のプレミアム商品券の発行である。商品券の発行に伴い役員が一丸となって新規会員の獲得に乗り出した結果、9店舗の新規会員が増加し54店舗となっている。
総会では2015年度事業・会計報告に続き16年度事業報告・会計報告があり、いずれも全会一致で可決された。周辺の地域は宅地の開発から50年が経過し高齢化が進んでいる中、近年、千早駅周辺の再開発でマンションが急増、それに合わせて駅周辺は新たな店舗が増加している。若宮商店会で今年度から会長を務める山田正昭新会長は「商店会は千早駅に近く南側に位置している。千早駅の再開発に伴い新規店舗も増えており積極的に会員の獲得を目指す。そのためには若宮商店会の名称変更も検討する」と熱い抱負を語った。駅周辺の再開発を契機に商店会の活性化にどうつなげていくのか新会長の新たな動きを見守りたい。
【吉武 輝実】
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