健康コーポレーション、老舗補正下着会社を子会社化

　パーソナルトレーニングジム「RIZAP（ライザップ）」をグループ会社に持つ健康コーポレーション（株）（東京都新宿区、瀬戸健社長）はこのほど、補正下着をはじめ、化粧品や健康食品を販売するマルコ（株）（本社：大阪市中央区）を子会社化したと発表した。

　同社はマルコとの資本業務提携を締結し、第三者割当増資を引き受け、27億5,000万円を出資した。

　マルコは1978年に設立。独自の体型補整概念に基づく「体型補整下着」を開発し、日本初の補正下着メーカーとして業績を伸ばした。現在、直営店舗は239店舗（３月31日現在）、会員数は49万人に上る。ここ数年は業績が低迷。直近の2015年３月期業績は、売上高155億7,800万円、営業損失４億7,000万円、経常損失４億362万円、当期では４億8,951万円の赤字を計上していた。

　健康コーポレーションではRIZAPのマーケティングノウハウを生かし、マルコの顧客層と親和性があるRIZAPの美容関連商材の通販部門と、補正下着を用いた女性向けのプログラムメソッドの開発・検討や、同じくグループ会社でマタニティ・ベビー用品などを販売する（株）エンジェリーベなどとの連携により、相互送客していくとしている。