2024年11月26日( 火 )

1日で約1.9億円!西南学院の豪華すぎる100周年記念行事(8)

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屋外広告物が激減

予定されていた屋外広告物と当日の様子<

予定されていた屋外広告物と当日の様子

 NetIB-NEWSで既報の「豪華すぎる」と伝えてきた西南学院の創立100周年を祝う記念行事が5月14日に開催された。約1.9億円を大枠の予算とした記念行事だが、予定されていたはずの屋外広告物が(第4回参照)激減するなどの変化が見られた。参加した同窓生の1人は、「直前に熊本地震があったため、自粛したのではないだろうか」と語る。会場内では、西南学院大学の学生による熊本地震被災者支援募金が行われ、約54万円が集まったという。また、熊本県産品の販売もなされていた。

記念行事の内容そのものは計画通り行われたようだ。人気を集めていたのは、西南学院を創立した宣教師C・K・ドージャー氏との記念撮影コーナー。在校生や同窓生、同院出身の有名人によるアトラクションが盛りだくさんの記念祝賀会も大盛況。ホテルニューオータニ博多のケータリングサービスによる美食に舌鼓を打ちながら、主催者発表で4,000名を超える参加者が、恩師や同級生との旧交を温めていた。

 なお、記念行事のなかでは、2017年3月まで実施される創立100周年記念募金事業への呼びかけが幾度となく行われた。同募金事業の目標金額は30億円。期間終了まで1年を切ったが、いまだ目標の3分の1にも到達できていない。そのようななか、「学院からの支出とはいえ、約1.9億円を記念行事に費やすことはいかがなものか」という疑問の声もあがる一方、「同窓生が集結し、絆を深めることで募金事業も加速する」との積極的な意見もあった。次の100周年へ向けて、西南学院同窓生の団結力が期待されている。

記念祝賀会<

記念祝賀会

「C・K・ドージャー氏との記念撮影コーナー」<

「C・K・ドージャー氏との記念撮影コーナー」

【山下 康太】

 
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