大林志免町議会議長が辞任、タクシーチケット問題で引責か
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福岡県志免町議会の6月議会で3日、大林弘明議員が議長を辞任した。議長選挙は即日投開票が行われ、大西勇副議長が新議長に選ばれた。大林氏は引き続き議員を続けるとみられる。
大林氏は昨年の6月議会で議長に就任。しかし、住民からの監査請求により、2014年度にタクシー代の私的使用や二重取りが判明したなどとして、今年3月議会に議長不信任案が提出され可決していた。不信任案には拘束力がなく、大林氏は来年3月に辞任する意向を示していたが、それが繰り上がる形となった。
大林氏については、一部のメディアがタクシーチケットを他の町議に配っていたと報じている。関係者は「辞任劇の背景には、町議会を二分する対立構造がある。不信任案に賛成していた議員のなかにはタクシーチケットを受け取った者もおり、信じがたい話だ。大林氏は議会の運営を人質にされる形で辞職を迫られたと聞いている」と内情を語る。大林氏のタクシーチケット問題が事実とはいえ、結果としてそのことを反対派に体よく利用され、議長の座から追い落とされたということか。
大西新議長と新しく選任された丸山真智子副議長はあいさつで「町民のために」と述べた。まさにその通りの議会運営を望む。
【平古場 豪】
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