目の健康を考えて、一滴の約束を守る点眼薬メーカー
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日東メディック(株)(本社:富山県富山市、中井龍社長)の営業本部長の川岸洋一氏が、
同社の将来について語った。2025年には後期高齢者がピークになり、目に関わる病気で悩んでいる患者は、増加の一途をたどると予想されている。同社は点眼薬では国内第2位の製造能力を有し、品質においてもFDAの製造所認可を取得し、高い製造技術と品質体制でグローバル化も目指している。無菌操作法によって無菌製剤を製造できる限られたメーカーの1社。MRSA(多剤耐性菌)を適応菌種とした世界初の「バンコマイシン眼軟膏1%」や広範囲抗菌点眼剤「トスフロ点眼液0.3%」といった新薬の販売、緑内障の治療に用いる「ラタノプロスト点眼液0.005%」といったジェネリック医薬品を製造できる製薬会社として独自性を発揮し、医療機関から絶大な信頼を得ている。
2014年7月、業界では厳しい審査基準で知られ、国内でも数棟の工場しか持っていない製造所認可を取得。これにより、海外企業が日本からアメリカに製品を供給する場合や、国内企業がアメリカの市場に参入する際の製造を当社が担うといった新しい可能性が広がった。
「世界レベルの製造設備機器と品質保証体制を整えた企業として、日東メディックはグローバルなビジネスの拡大を目指す。国内では、全国各地の医療機関へ丁寧に医薬情報の説明ができる体制を整えることで、信頼をつなぎシェアを伸ばし続けたい」という。「国の後押しもあり、ジェネリック市場はまだ増え続けるなか、今まで以上の研究開発・品質向上を行い、一滴の約束で患者さんの笑顔を増やしてゆきたい」と抱負を語った。
【酒井 満】
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