2024年11月27日( 水 )

参院選2016福岡選挙区 自民党の大家敏志氏が2期目の当選果たす

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「自民党の底力に感謝している」と話す大家氏<

「自民党の底力に感謝している」と話す大家氏

 10日投開票が行われた第24回参院選の福岡選挙区(改選数3)で、自民現職の大家敏志氏(48)が2度目の当選を果たした。報告会の会場となった福岡市内のホテルには選対本部長の麻生太郎副総理兼財務相も駆けつけ、午後8時過ぎに当選確実が伝えられると約300人の支持者らから一斉に拍手が起こった。陣営が70万票の獲得を目指すなかで大家氏は「それを意識したことはなかった」としたが、「1位を獲ることだけを考えていた。その気持ちがなければ思いは伝わらない」と語った。勝因については「当選することができたのは自民党の底力のおかげ。家族のように支えてくれた」と組織力を強調した。

 初当選した6年前に選挙協力をした公明党が今回は独自候補を擁立し、逆に自民党が推薦を出すという異例の展開となった。「あらためて公明党の力は大きいと感じた」と厳しかった選挙戦を振り返る。万全とは言い難い体制ではあったが自民県連が全面的にフルサポート。「参議院議員は福岡県すべてをカバーするような組織をつくることはできない。こうしたなかで、県連が集会の開催、ビラ配り、電話掛けなどで懸命に汗を流してくれた」と語る。

「難しい問題を抱えるなかで党として戦えた」と語る麻生氏<

「難しい問題を抱えるなかで党として戦えた」と語る麻生氏

 参院では財政金融委員会の委員長を務めている。その実績を基に、選挙戦ではアベノミクスの成果を強調し、安定した政権運営による経済成長を訴えた。「社会保障の分野をしっかりやっていきたい。年々社会保障費が増えていくのに、財源が追い付かないという状態は問題。財源確保の面からも、経済の成長と分配には関わっていきたい」と抱負を語った。

【平古場 豪】

 

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