重要視されるサービス業 今こそ「行動評価」で生産性向上へ(前)
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西岡経営管理事務所
4年後のオリンピック開催に向けて今から具体的な取り組みを
西岡経営管理事務所は、「行動評価マネジメントプログラム」を軸に中小企業経営者らに経営指導を行っている。中小企業が抱える問題や課題を、独自に編み出したプログラムを用いて、解決する一助を担っている。
今、日本経済は4年後の東京オリンピックに向けて、全体的に見れば良好な状況となっている。とはいえ、すべてにおいて良いのかと言えば、それは違う。とくに中小企業385万社中、約8割を占めるサービス業の状況は良好とは言えない。消費増税を始め、原材料費および人件費の高騰などにより、利益確保さえままならない企業が多いというのが現状だ。
このような状況下で現在、中国人、韓国人、台湾人などのアジア諸国から多くの人たちが日本に観光に訪れる、いわゆる『インバウンド需要』は年々増え続けている。我が国が「おもてなしの国」を標榜するなかで、国内外において最も注目されるサービス業だが、業種によってバラつきはあるものの、少子高齢化の影響で一部の飲食店、小売店などに求人が集まらないという現実がある。人材確保が困難ななかで、増え続ける外国人観光客。今後、ますますサービス業におけるレベルアップが求められてくるのは確実であるが、苦労して人財を確保したとしても、その人材の生産性が向上しないことには始まらない。
国は、サービスの生産性向上に向けて、大きく2つ、『付加価値』と『効率の向上』を掲げた。その『付加価値の向上』のなかにある『顧客満足度の向上』や、『効率の向上』には、項目の1つとして「サービス提供プロセスの改善」が挙げられている。国が本腰を入れて取り組んでいるサービス業のレベルアップに向けた取り組みであるが、西岡代表は以前から、社員1人ひとりの行動評価を見直すことで生産性を向上させることを提唱していた。生産性の向上は企業の利益だけでなく、国益にもつながる。
行動評価で効率化を追求 飲食店では特に効果的
西岡経営管理事務所・代表の西岡隆氏は、2001年4月に中小企業診断士登録と同時に独立し、現在15年目。「経営革新」「補助金」関連で、延べ3,000人以上の中小企業経営者のサポートを行ってきた。4年前に経営革新等認定機関として国の認定を受け、14年7月には「M&Aアドバイザリー業務」を新たにスタート。事業承継のサポートもコンサルティングメニューに追加している。
これまでの3,000人もの経営者へのサポートを通じて編み出されたのが、「行動評価マネジメントプログラム」。このプログラムはシンプルだが、非常に合理的で、導入した企業のなかには結果を残せた中小企業も少なくはない。これは企業が抱える問題や課題について、現状の問題を独自のシートを用いて確認し、次に従業員が取るべき行動チェックリストをつくることで、その実行に向けたプログラムの作成につながっていくものだ。
(つづく)
<COMPANY INFORMATION>
代 表:西岡 隆
所在地:福岡市中央区天神1-15-5 天神明治通りビル304
設 立:2001年4月
TEL:092-761-8808
URL:http://nishioka-keiei.com<プロフィール>
西岡 隆
1960年、福岡県生まれ。明治大学卒業後、会計事務所、監査法人を経て地場大手小売業で経理・財務を経験。2001年、中小企業診断士登録と同時に西岡経営管理事務所を開設した。関連キーワード
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