今日3日、西日本シティ銀行の持ち株会社西日本フィナンシャルホールディングス(FH)が発足した。西日本FHは西日本シティ銀行(福岡市)と長崎銀行(長崎市)を主体に、西日本シティTT証券、九州カード、西日本信用保証などを傘下に置く金融持ち株会社であり、今後、九州の第二地銀を中心に経営統合を進め、勢力を拡大していくものと見られている。
今日3日の日経平均株価が前日比+148円83銭の1万6,598円67銭と上昇したことを受け、西日本FHの株価は寄り付き1,043円。高値は1,095円。安値は1,040円。終値は1,048円だった。
金融持ち株化が進む九州地銀
2007年4月に福岡銀行と熊本銀行が経営統合し、ふくおかFGがスタート。同年10月1日付で親和銀行を子会社化。現在、傘下銀行は3行だが、17年4月をメドに十八銀行(長崎市)と経営統合し、翌18年4月には同じ長崎県本店を構える親和銀行(佐世保市)と十八銀行の合併を予定している。
また、昨年10月1日、肥後銀行と鹿児島銀行が経営統合し九州FGが誕生。ちょうど満1年を迎えている。
西日本FHの誕生によって、九州に本拠を構える金融持ち株会社は、ふくおかFG、九州FGに次いで3つ目となる。人口減少や地域経済の縮小が予想されており、九州地銀の金融再編は、今後この3グループを中心に本格化していくものと予想される。
【北山 譲】
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