1年かけた改装で自慢のレストラン誕生、食の魅力で地域に愛されるホテルに(前)
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(株)ホテルオークラ福岡
レストランリニューアルで魅力倍増
福岡・九州に密着し地域の魅力を活かしたサービスを提供する(株)ホテルオークラ福岡。2015年はレストランおよびショップスペースの全面改修工事に力を注ぎ、約1年かけてリニューアルした。16年からはこれら料飲事業のリニューアルについての告知と集客を最優先とし、同事業を伸ばしていくことを目標として掲げた。
もともと同ホテルは宿泊施設としてはもちろん、地元の人々に気軽に足を運んでいただける親しみやすいホテルであることを信条としてきた。1階のロビーは明るく開放感があり待ち合わせに最適。そのフロアを囲むようにしてバーやレストランが並んでいる。「食によるおもてなし」は同ホテルの売りでもある。顧客のためにもより質の高いサービスを提供できる設備をそろえたいというのは、積年の願いでもあった。長期間かけての改修工事中、顧客サービスや収益に影響をおよぼすことは避けられなかったが、それでも改築を行う価値と意義があった。
15年10月末までに、4つのレストランとショップの改装が全て完了した。訪れたお客さまからはすでに「味、雰囲気ともに素晴らしい」という評価をいただいている。今回の改装でとくに目を引くのは、ラウンジ&バー ハカタガワに設けられたオープンテラスだ。同ホテルの立地条件を活かし、春には季節限定で『桜テラス』をオープンさせた。終了後も季節に合わせたフェアを展開し、4月1日からはバーベキューパーティプランの予約を受け付けている。桜テラスについては、好評のうちに幕を閉じた。同じ1階にあるオールデイダイニング カメリアは、調理の様子を楽しめるライブキッチンつきのブッフェスタイルに生まれ変わった。
地下1階のフレンチレストラン ル・シャンドールは豊かな土壌を連想させる店内のゴールドを基調としたインテリアから、「金色の畑」の意がある店名を冠したもの。その名の通り九州の豊穣な土地で育った素材を中心に、伝統と新たな発想によるモダンフレンチを提供している。また今後楽しみなのが、同階のオークラ ブルワリーに近々本格的なピザ窯がお目見えするという情報だ。「このピザ窯で焼くピザは本当においしいです。しかもリーズナブルに提供できます」と水嶋修三社長。店内には同社自慢の地ビール醸造所がある。自家製の地ビール「博多ドラフト」と焼き立てのピザがその場で楽しめるという嬉しい趣向である。
足を運べば、誰もがその日の気分に合ったお気に入りのレストランを見つけることができるという店舗づくりは訪れるだけで楽しい。まさに宿泊客以外の利用客にとっても魅力的な食を楽しめるホテルだ。
(つづく)
<COMPANY INFORMATION>
代 表:水嶋 修三
所在地:福岡市博多区下川端町3-2 博多リバレイン
設 立:1996年2月
資本金:5億円
TEL:092-262-1111
URL:http://www.fuk.hotelokura.co.jp<プロフィール>
水嶋 修三
福岡県久留米市出身。1947年生まれ。70年4月、(株)日本交通公社(現JTB)入社。2005年6月、(株)JTB常務取締役九州営業本部長を経て、06年4月から09年3月まで(株)JTB九州の社長を務める。11年6月に(株)ホテルオークラ福岡の社長に就任。法人名
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