イタリアの老舗コーヒーブランド「カフェ・カリアーリ」がフランチャイズを展開!(前)
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ワールドビジネスマネジメント(株)
1世紀の時を越え、こだわりのコーヒーが上陸
2015年12月19日、福岡市博多区中洲にイタリアの老舗コーヒーブランド「カフェ・カリアーリ」のフランチャイズ世界1号店「カーサ・デル・カフェ・カリアーリ福岡本店」がオープンした。
コーヒー嫌いをも魅了することから「魔法のエスプレッソ」と賞賛されているカフェ・カリアーリ。これまでは味へのこだわりや大量生産主義の否定からイタリア国外に出ることがなかった同ブランドが、100年以上の時を経て、なぜ日本・博多に上陸したのか。その経緯を追う前に、カフェ・カリアーリについてご説明したい。カフェ・カリアーリは1909年、イタリアでも美食の州と呼ばれるエミリア・ロマーニャ州・モデナで、創業者のアムブロジオ・カリアーリがオープンさせた「カフェ・デル・ブラジーレ」として誕生したのが始まり。
11年にはコーヒー業界への貢献を認められ、国際博覧会にて金賞を受賞。65年頃にはモデナ地方での主要な焙煎会社としての地位を確保。99年にはプロフェッショナルブランドである「スペローロ」「エスプレッソバール」「ボッテガ・デル・カフェ」がイタリアンエスプレッソブランドとしての商品の証明書(認証)を獲得。2006年には業界初のワンウェイバルブ方式のパッケージ(外気の進入を防ぎ、包装袋の中を通常の10倍の気圧で保存)を導入。同年に優秀なバリスタを育成する「カリアーリ・コーヒー・スクール」をオープンさせた。
08年には国際コーヒーテイスティング大会でグランカフェのエスプレッソマシン用ポッドが金賞を受賞するなど、業界内で確固たる地位を築いており、世界に誇る美食の地であるエミリア・ロマーニャ州モデナで90%以上のシェアを持ち、長年愛され続けている。
「信頼の先にビジネスがある」架け橋となるインポーター
そんなカフェ・カリアーリブランドを日本へと橋渡しするのが、エミリア・ロマーニャ州の魅力を発信する団体であるエミリア・ロマーニャ・ラボラトリーの大野雅之氏だ。大野氏は、アメリカ・ロサンゼルスで育ち、若い頃からさまざまな国々を渡り歩いていた。そこで、カリアーリ家とのつながりがあったことから、10年10月にカフェ・カリアーリのオフィシャルインポーターの資格を取得し、全国への卸販売をスタート。13年には、カリアーリコーヒースクールジャパンを開校するなどして精力的に活動してきた。
そうしたなかで、カフェ・カリアーリのフランチャイザーとして選んだのが、以前から交流があった石丸智久氏だ。イタリアとのコネクションを最大限に活かし、日本全国にFC展開を目指すため設立されたのが、ワールドビジネスマネジメント(株)だ。代表取締役は石丸氏が務め、自らが持つノウハウを惜しみなくつぎ込んでいる。
「なぜ、フランチャイズ世界1号店を福岡に決めたのか」という問いに対し、「偶然が重なったということもありますが、理由はさまざまです。理由の1つを挙げるとすれば、北イタリアと福岡は似ている部分が多いことです。カリアーリ家はビジネス相手ではなくファミリーという認識を持ちます。だから知り合いの紹介なしではビジネスにつながらないことが多いのです。福岡も横のつながりを大切にする部分があり、その人となりを見て仕事をすることが多いですね」と語る大野氏。
(つづく)
<COMPANY INFORMATION>
代 表:石丸 智久
所在地:福岡市博多区綱場町6-9
設 立:2015年12月
資本金:500万円
TEL:092-260-9262
URL:http://www.caffecagliari.jp/<プロフィール>
石丸 智久
福岡市出身、1984年5月12日生まれの31歳。関西大学法学部卒。2010年に通信販売のコンサルティング会社に入社。12年同社取締役就任。その後東京の商社にて営業職を経験。趣味は読書・音楽鑑賞・DJ。関連キーワード
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