2024年11月28日( 木 )

【衆院福岡6区補選】保守分裂選挙に敗れた蔵内謙氏

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20161024_014 23日投開票が行われた衆院福岡6区補選で、林芳正農林水産大臣の元秘書で無所属新人の蔵内謙氏が惨敗を喫した。保守分裂の選挙戦を制したのは、故・鳩山邦夫元総務相の「弔い合戦」を掲げた無所属新人の鳩山二郎前大川市長。自民党はこの結果を受け、鳩山氏を追加公認した。

 投票箱が閉められた直後の午後8時過ぎ、鳩山氏当選確実の報が伝えられると、蔵内氏の選挙事務所は静まり返った。
 蔵内陣営の選対本部長を務めた麻生太郎副総理は、「我々は少なくとも県連による正式な手続きによって推薦された蔵内謙氏を応援した。極めて厳しい選挙戦になったが、我々には何の瑕疵もない」と正当性を主張。「政治家を志す以上選挙は今後も続いていく。蔵内氏のこの1カ月の成長は素晴らしかった。そしてスタッフの方たちや応援していただいた支持者の方々に感謝の意を表したい」と感謝の言葉を述べた。

 敗れた蔵内氏は「今回の敗因はすべて私にある」とし、今後については「今は考えられない。鳩山氏には福岡6区のために取り組んでいただきたい」と発言。最後にスタッフと支持者らに対しての感謝の言葉を述べ、蔵内謙氏の国政初挑戦が幕を閉じた。

【木村 尚基】

 

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