福岡県内の通学路において、登下校中に人身事故の当事者となった小中学生の人数が、156人に上ることが明らかとなった。福岡県議会定例会の一般質問で、福岡県警察本部長が、塩生好紀県議(日本維新の会、西区選出)の質問に回答したもの。
これによると、福岡県内の通学路における交通違反の検挙件数は以下の通り(対象時間帯:登校時間帯の午前7時から午前9時 / 下校時間帯の午後3時から午後5時)。
2023年 4万5,288件
2024年 3万8,978件
2025年 4万6,706件
このうち、登下校中に人身事故の当事者となった小中学生の人数は以下の通り。
2023年 169人
2024年 148人
2025年 156人
交通事故の分析結果では、登校時間帯の事故が全体の約4割を占める。また、歩行者が人身事故の当事者となった割合は約6割で最多となっており、このうち、道路横断中の事故が約6割となっている。
福岡県警では、交通管制システムなどで収集した交通事故の発生状況などのデータを分析。分析結果は可搬式オービスなどを用いた交通指導取締りや、顕示効果の高い白バイ・パトカーによる街頭活動などにいかされており、地域の安全・安心な道路環境の実現に役立てられている。
塩生県議は4月の開校を控える周船寺中学校(西区、湯溜池埋め立て地)に係る通学路問題を調査していた。
道路交通法施行令の改正により、9月1日からは、いわゆる生活道路(住宅街などにある中心線や中央分離帯がない道路)などの法定速度が時速30kmに引き下げられる。湯溜池側の県道561号線は道幅が狭いが、かなりの速度で走行する自動車が散見される。周船寺中学校の開校を前に、ドライバーには安全運転意識の向上が求められている。
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【代源太朗】








