二場元ガバナーの権勢の栄枯盛衰物語(28)~名誉顧問有志による二場氏の国際理事推薦状
世界的な奉仕団体である『ライオンズクラブ』。その慈善運動は社会的に広く認知されている。ところがライオンズクラブの複数の会員から「福岡地区=337-A地区には問題がある」との情報が入ってきた。本来国際奉仕団体としての活動は名誉栄達ではなく、純粋な社会貢献にある。
ライオンズ国際協会337-A地区元ガバナー
二場安之氏
国際理事立候補は出身地区の推薦が必要
二場氏の国際理事立候補の推薦に向けた動きがどういうものだったのか、その詳細をご紹介したい。全世界から34人の国際理事が選出されるが、立候補には「地区ガバナー経験者であること」に加え「所属する準地区および複合地区による推薦」が必要となることは以前ご紹介したとおりだ。福岡出身の国際理事経験者もおり、二場氏もその先輩方に続こうとしている。
最高執行機関である国際理事会は、国際会長、前会長、3人の副会長、およびすべての国際理事によって構成される。国際大会の代議員投票で半数ずつ改選される仕組みだ。当然ながら重要であり、担う責任は重い。前々回・前回では、現在、日本選出の国際理事である田名部智之氏とその主張や取り組みを紹介した。
ガバナーは候補となった時点で厳しい研修を受け、人格、品格、品性、ライオンズクラブへの貢献度などが問われる。尊敬される知識や資質、人格を備えた人物でなければならない。これは世界中どこのライオンズクラブにおいても共通であり、まして国際理事ともなれば、日本だけでなくグローバルな視野を持つ必要がある。
ガバナーが遺憾の意を表明
ライオンズクラブ「337-A地区」には元ガバナーからなる名誉顧問会がある。2023年11月、二場氏が国際理事に立候補するにあたり、当時のガバナー・中村巧氏ではなく、二場氏に近い向井健次氏を議長に推した。向井氏が二場氏に近い人物であることは以前も取り上げたが、本来、中村氏が議長となる予定であり、二場氏から変更の連絡は行われていないという。最終的にある重鎮が異論を唱えたことで、翌4月の年次大会で選挙が行われることになった。
ここからが問題で、複数の元ガバナーら名誉顧問の署名入り推薦状や「能登のお茶」が代議員に送られたのだ。公職選挙法のような規定はないので、贈り物自体が問題ではない。しかし、歴代の名誉顧問がずらりと連名した文書が届くことは、受け取った側にとって一種の心理的圧力となったであろうことは想像に難くない。まるで政治家のような集票工作である。
取材を進めていく中で、当社は名誉顧問らの署名入り推薦状を入手したので、公開する。

24年4月13日の年次大会の代議員大会において、この二場氏への名誉顧問有志による推薦状をめぐり、中村ガバナーが立候補者挨拶の前に「遺憾の意」を表明する事態へと発展した。
(つづく)
【近藤将勝】








