飯山一郎は明日、日本に帰ります
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NetIB-Newsでは、日本グルンバ総合研究所代表であり、大人気ブロガーで情報通の飯山一郎氏のブログ記事から、一部を抜粋して紹介する。今回は、10月25日付の記事を紹介する。
日本はシャーマンの国
亀さんの青州訪問記は↓文学であり、哲学だ!
ワシは今月、亀さんを貴賓として青州市に迎えたワケだが、「嗚呼、本当に来ていただいて良かった!」と、今も青州市での対話と面談の日々を想い出しては感謝している。さらに、亀さんが帰国後に書いた文章を読むと、亀さんの素養の深さ、観察眼の鋭さ、人間としての偉さが身にしみて分かってくる。
亀さんの『青州へ赴く(1~9)』と『青州で思ふ(1~9)』は、文学であり、哲学だと思う! → http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1256.htmlとくに、亀さんの古代アジア史と古代日本史の理解は、ワシの「飯山史観」を凌駕した歴史哲学になっている。
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今、亀さんとワシの暗黙のテーマは、「天皇とシャーマン」という観点からの歴史学である。その歴史学の核心的な流れは、(驚くなかれ!) 『殷帝国から天皇家へ繋がる皇統』である。
殷帝国 → 箕子朝鮮 → 準王 → 馬韓 → 百済 → 天武天皇
これは『殷帝国は天皇家の先祖である!』 と言える確実な『皇統』である。「確実」というのは、憶測や推測ではない!ということだ。『史記』をはじめ、『通典』『後漢書』等々の御撰(ぎょせん)や正史に書いてあることだ。中国の史書を読めば、『天皇制の“原型”が「殷」というシャーマンの国に存在していたこと」がわかるのである。
シャーマンの国家・殷帝国のことは次回に語るが…、今はまず『準王』について記述しておきたい。
燕人・衛満に王権を奪われた『箕子朝鮮』の最後の帝王・哀王(準王)。この『準王』(BC220年~BC194年)は廃位のあと、とんでもない行動に出る。
『後漢書』弁辰伝によるとこうだ。「初、朝鮮王準為衛滿所破、乃將其餘衆數千人走入海、攻馬韓、破之、自立為韓王」。これを翻訳すると…「初め、朝鮮王準は衛満に破れると、数千人の残党を連れて海に入り馬韓を攻め、これを破り、韓王として自立した」。
つまり…、衛満に敗れた箕子朝鮮の最後の王・準王は逃亡し、馬韓を攻め落として、韓王となって馬韓を支配した、ということ。これはとんでもない大問題だ! なにしろ…、あの『殷』の末裔が、『百済』の母体である『馬韓』に入ってきて王になった!ということなのだから。
やがて、『百済』は滅亡後、日本列島に大挙進入し、『日本』を建国する。これではるばる満州(中国の東北地方)まで移動してきた『殷』の末裔と『日本』はつながっていた! という大変な奇縁が納得いただけると思う。
次回は、シャーマン(天皇家)の国・日本の先祖である殷帝国(シャーマンの国)のことを書きます。飯山 一郎(70)
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