福岡県飯塚市の有名菓子店「さかえ屋」の元経営者の中野富美子氏が11月初旬、著書を出版した。
「小さなお店で世界へ挑む」(発行:クロスメディア・マーケティング、発売:インプレス)は現在、福岡県内の書店などで販売されている。同書には現在、同市内の自宅近くにある小さなチョコレート専門店「カカオ研究所」で奮闘する日々が描かれているほか、会社を失って失意のなか中、「ビーン・トゥー・バー」と呼ばれるカカオ豆を焙煎して作ったチョコレートとの出会いなどが描かれている。
「銀行により会社を奪われたが、(彼らは)家族の絆と再び立ち上がる気力を奪うことができなかった」などの衝撃の一文が記載され、地元の有名企業の経営者から一転して無一文となった中野氏が、家族と助け合い、励まし合いながら再起した姿が描かれている。著者の中野氏は、「ぜひ、中小企業経営者の方々に読んでいただきたい。決して他人事ではないと思って欲しいので」とコメントしている。
【矢野寛之】
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