IoTを介護現場で活用~ウチヤマHDほか実証実験
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15日、(株)ウチヤマホールディングス(以下、ウチヤマHD、本社:北九州市、内山文治社長)、九州工業大学(以下、九工大)、(株)IDCフロンティア(以下、IDC、本社:東京都、志立正嗣社長)は、九州工業大学戸畑キャンパスで「IoTによる介護従事者の行動認識実証実験」についての共同発表を行った。
実験はウチヤマHDの連結子会社である(株)さわやか倶楽部が運営する「さわやか海響館」で行われた。実験内容は、介護職員22名、看護職員5名の胸に加速度センサーを張り付けて行動を記録、そこで得られたデータを機械学習により行動認識、業務分析を行うというもの。今年1月から3月まで実験は行われ、そこで得られた31種類の業務行動についてのビッグデータを分析。これにより、介護施設で職員がどの仕事にどの程度の時間を割いているのかが可視化された。
さわやか倶楽部運営部部長の石本将宏氏は「実験の結果では、全業務に占める記録業務の割合が介護と看護を合わせるとトップだった。また、データが可視化できたことでさまざまなことがわかってきた。考察を続け、今後につなげたい」と、今後もビッグデータ分析を職員の負担軽減や施設のスムーズな運営に活用していくと語った
【柳 茂嘉】
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