6割で飲酒有り!鉄道係員への暴力行為は712件
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日本民営鉄道協会やJRをはじめとする全国の鉄道事業者34社局が、2016年度(16年4月~17年3月)に発生した駅係員や乗務員などの鉄道係員に対する暴力行為の件数を発表した。
16年度の発生件数は34社局で712件で、昨年の33社で792件と比較すると80件減少している。啓発ポスターの提示、警察官の巡回、駅係員の研修、駅構内・社内への監視カメラの設置などの取り組みが暴力行為の抑止につながったとみている。
「酒」が「暴力」に関係有り?
暴力行為を行った加害者の62%(712件中440件)が、飲酒をした「酒気帯び状態」であった。昨年の調査でも62.5%(792件中495件)と半数以上が飲酒をしていた。
また、発生月別では8月・12月、曜日別では木・金・日、時間帯別では深夜に発生件数が増加している。発生場所は改札が38.2%(272件)、次いでホーム33.7%(240件)、車内が14.9%(106件)であった。「見逃しません!その暴力、犯罪です!」
7月7日から9月6日までの2カ月間、鉄道係員や乗客同士の暴力行為防止に向けた取り組みとして、暴力行為防止ポスター「見逃しません!その暴力、犯罪です!」を駅構内・列車内に掲示する。これは全国の鉄道事業者85社局の取り組みで、ポスターの制作には警察庁と国土交通省からの後援も受けている。
違法な暴力行為に対して、鉄道業界全体が結束し、毅然(きぜん)とした態度で対応することを強く訴えていくとしている。関連キーワード
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