福岡県　北部九州豪雨被災者に支援

　福岡県は10日、北部九州豪雨の被災者に対して、旅館、ホテルの無料提供、11日には仮設住宅の提供の申し込み受け付けを始めた。さらに支援金の支給を決定した。

　旅館・ホテル等の無料提供を受けることができる対象者は、住宅が損壊するなどして避難所等で生活している要介護・要支援の高齢者、障がい者、妊婦など特別な配慮が必要な方とその介助者。

　応急仮設住宅（借上型仮設住宅）提供についての対象者は、朝倉市、田川郡添田町、朝倉郡東峰村に住所を有する世帯で、住居が全壊または流出するなど、居住する住宅がない世帯。家賃、諸経費は県が負担する。

　支援金の支給については、10以上の世帯が家屋全壊の被害を受けた朝倉市および朝倉郡東峰村に適用を決定。10日18時現在の被害状況は、朝倉市で全壊72戸、朝倉郡東峰村で全壊11戸半壊17戸。支援の内容は、住宅が全壊、大規模半壊した世帯に対し、基礎支援金および加算支援金が支払われる。基礎支援金（住宅の被害程度に応じた支給）は、全壊または解体で100万円、大規模半壊は50万円。加算支援金（住宅の再建方法に応じて、基礎支援金に加算）は、建設、購入は200万円、補修は100万円、賃借は50万円となっている。

【内山　義之】

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＜お問い合せ先＞
●旅館、ホテル
朝倉市役所健康課（TEL：0946-22-8571）
東峰村健康福祉課（TEL：0946-74-2311）
各避難所

●仮設住宅
朝倉市都市計画課（TEL：0946-22-1115）
添田町防災管理課（TEL：0947-82-4002）
東峰村総務課（TEL：0946-72-2311）

●支援金
福岡県福祉労働部福祉総務課（TEL：092-643-3246）