九州北部豪雨の爪痕(1)~藤井養蜂場、営業再開へ
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20日、福岡県朝倉市が梅雨明けしたと福岡管区気象台が発表した。これを受けて、朝倉市は、市内の高木地区以外の甘木地域、朝倉地域の大福地区の約1万7,000世帯・4万3,000人への避難勧告を解除。九州北部を襲った豪雨から2週間。現地の復旧状況を追った。
九州北部豪雨で大きな被害を受けた藤井養蜂場。7月10日、データ・マックス取材班が訪れた際にはまだ営業再開の見込みが立っておらず、敷地内は大量の土砂で覆われていた。(詳細はコチラ)
前回の取材から10日後。再び同社を訪れると、敷地内は一部を残してほとんどの土が除去されていた。同社によると、ボランティアや業者の手を借り、一刻も早い営業再開に向けて社員総出で復旧作業を行ったという。
前回の取材では被害総額について7,000~8,000万円ほどを想定していたが、幸いなことに機械へ被害は少なかった。しかし、一部では使用不能になった機材もあり、被害額の詳細はまだわかっていない。「大雨の影響で30センチほど浸水し、土砂で敷地が覆われている状況でした。幸いなことに工場内の機械は少し高めに設置していたので大きな被害はありませんでした。喫茶店、直売所ともに営業を再開しています。『状況はどうですか?』とわざわざ足を運んでくださるお客様もいて、客足は徐々に戻ってきました」(藤井養蜂場)
豪雨後、営業を休止していた直売所は13日より営業を再開し、喫茶コーナーも18日から営業を再開した。現在も社員の多くは外に出て敷地内の土砂除去作業を続けているという。完全復旧する目処はついていないが、少しずつ以前の活気を取り戻しつつある。
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(つづく)
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