【九州北部豪雨】重機による撤去作業~杷木寒水地区
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福岡、大分両県を襲った九州北部豪雨の被害者は死者35名に上り、依然として6人が行方不明となっている(30日現在)。すでに人海戦術による行方不明者の捜索から重機による捜索に移行。大量の土砂や流木が集落に流れ込み、大きな被害を出した朝倉市杷木地区においても懸命な捜索作業が続いている。27日、杷木寒水(はきそうず)地区に入ったが、杷木古賀の間に流れる河川が今回の豪雨で氾濫。土砂や流木が家屋を飲み込み、大きな被害を出した。捜索を行った家屋などには写真のように「確認済」の札をつけて判別している。現在は、重機により捜索と大量の土砂の撤去作業とを並行して行い、復旧作業にあたっている。
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そこで目に入るのは、豪雨被害の凄まじさ。河川に隣接した家屋のほとんどは流れてきた岩や流木で損壊し、土砂で埋まっているのだ。やや高台にある家屋にも土砂が入り込んでいることは、河川周辺が完全に濁流に飲まれたことを示している。重機の投入で大規模な作業が可能となったが、あたり一面を覆いつくす土砂の量は尋常ではなく、土砂などの撤去作業に時間がかかることは容易に想像がつく。連日の猛暑で急速に体力が奪われるだけに安全な作業を願う。
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【道山 憲一】
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