2017年九州小売業101社ランキング 68社が増収!
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業界再編進む九州地区
2017年はドラモリがザグザグを買収、マルキョウがリテールパートナーズと経営統合、マルショクとサンリブの合併発表など地場小売業の再編が加速している。
そんななか、データ・マックスでは福岡を中心に九州・沖縄地区のスーパー、ディスカウントストア、ドラッグストア、生協などの調査を敢行。17年7月21日に地場小売業101社のデータを収録した「スーパー業界特別レポート」を発刊した。
県内訳は福岡33、熊本13、佐賀7、鹿児島11、大分10、沖縄8、宮崎6、長崎6、山口3、広島3、岡山1となっている。このうち前年対比(16年4月期~17年6月期まで)を収録した92社中、68社が増収となり、前回の57社を大きく上回った。
一方で減収・または横ばいの企業は31社と前回の42社よりも大幅減少。2014年4月の消費増税に伴う価格表記の見直しも一巡し、企業の業績は改善傾向にある。
売上高は前年に引き続き、広島に本社を置くイズミ(ゆめタウン、ゆめマート、ユアーズなど)の7,021億2,000万円でトップ。コスモス薬品(ドラッグストアコスモス)が売上高5,027億3,200万円で2位につけた。全国各地で店舗展開を行うトライアルカンパニーは3,709億7,500万円で3位、イオン九州が減収となったものの2,364億円と4位を維持。
以下は上位4社とは売上で大きな開きがあるが、沖縄のサンエーが1,802億4,300万円で5位。1位から5位までは前年の順位と変動はなかった。6位以下は多少変動があり、前回7位だったダイレックスが1,799億4,400万円の6位となり、マックスバリュ九州(株)(売上高1,724億1,000万円)を抜いた。
今後予想される売上ランキング
今回のスーパーレポートでは売上高ランキングに大きな変動はなかったものの、注目されるのが再編の進む業界内での新たな流れだ。まず、ドラモリは売上高1,248億円だが、今年2月に岡山のザグザグを買収。2社の売上高は1,700億円規模となり、来期の決算では上位に食い込むことが予想される。
また、今年9月1日に予定されているのがサンリブとマルショクが合併。単純に現状で2社の売上を合算すると2,080億円となり、今回のランキングに照らし合わせると5番目に躍り出ることになる。
リテールパートナーズも18年2月期は、今年3月より完全子会社となったマルキョウとその子会社の青木商事が決算に加わることになる。営業収益2,300億円(60.9%増)、営業利益69億円(49.0%増)、経常利益75億円(50.3%増)、当期純利益40億円(56.6%増)を見込んでおり、ランキング上位に食い込むことは間違いない。
売上高・売上高伸率・当期純利益ランキング、また各社の企業概要・財務分析・直近の出店状況や売場面積などの考察はぜひ「スーパー業界特別レポート」でお確かめください。
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TEL:092-262-3388
FAX:092-262-3389<INFORMATION>
発 刊:7月21日
掲載企業:101社
価格:40,000円(税別)
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