2024年11月23日( 土 )

酷暑の夏を乗り切れ アビスパ福岡、自動昇格圏を走る

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 J2のリーグ戦は8月5日に第26節を終え、残り18試合となった。いよいよ後半戦も半ばに近づき、季節はまさに酷暑である。J2は6月25日の第20節からキックオフ時刻が午後6時以降に繰り下げられる、いわばサマータイム・ナイトゲームの時期に入った。
 20節以降のアビスパの戦績は5勝2敗。中位以下のチームを相手に、まずまずの結果を残したといっていいだろう。この間勝ち点15を積み上げ、首位を走る湘南ベルマーレに勝ち点差1で肉薄し続けている。 
 湘南もまた勝負強く勝ち点を落とさずに来ているため、リーグ全体の情勢をみると福岡・湘南の2チームがやや抜け出しはじめた、というところである。26節終了時点で、2位福岡と3位長崎の勝ち点差は8、4位徳島とは9となっている。
 まだ9月上旬までは厳しい気候が続くが、福岡は夏の移籍期間にDFウォン・ドゥジェ、FW仲川輝人を獲得。すでに両選手とも交代出場でピッチを踏み、確かな戦力となる片鱗を見せている。 

 絶対に替えられないピースであるFWウェリントンはもちろん、DF駒野友一、MF山瀬功治など主力にベテラン選手を多く抱えるアビスパ。首位湘南とのデッドヒートを繰り広げるなかでは1試合といえども負けられないが、この時期に主力を酷使してしまって結果負傷、となっては目も当てられない。ローテーションによる選手起用で、可能な限り負担を分散するベンチワークは必須といえる。

 クラブとサポーターがともに厳しい夏を乗り越えて、優勝・昇格の歓喜を味わう冬を迎えられることを、願ってやまない。

【深水 央】

 

関連キーワード

関連記事