2024年11月23日( 土 )

まちかど風景・赤坂~物件世代交代~

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 福岡市中央区赤坂、明治通り沿いに建つ福岡中央銀行本店とマンション「シャンボール大名(以下、シャンボール)」。通り沿いに建ち並ぶ建物群のなかでもとりわけ存在感のあるこの2つのビルだが、ちょうど2つの間で施工中の「プレミスト天神赤坂タワー(建築主:大和ハウス工業、RC造/一部S造24階建ての全220戸)」の完成で、その存在感は薄れてしまいそうだ。

 SRC造の15階建てで、全381戸からなる巨大コミュニティを形成しているシャンボール。隣にプレミスト天神赤坂タワーが誕生すると、その位置によっては陽当たり良好だった部屋が影になってしまうこともあるかもしれない。

 また、8F建ての福岡中央銀行本店とBLD.Fの間にある田中ビルは積水ハウスが土地を取得しており、マンション計画の話も聞こえてくる。積水ハウスと大和ハウスに挟まれる格好となる福岡中央銀行本店は、シャンボール以上に日陰の存在になってしまうのかもしれない。

 すぐ側の旧大名小学校跡地では先月4日に航空法高さ制限の緩和も許可され、周辺エリアでは建築物の高層化が進むことが予想される。かつて存在感を放っていた物件たちにも、世代交代の波が押し寄せて来ているようだ。

【代 源太朗】

 

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