混迷する太宰府市議会 31日から9月議会はじまる
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福岡県太宰府市の芦刈茂市長が、富田譲副市長の解職を発表(既報)してから5日。8日31日から太宰府市議会の9月議会が始まるため、市の関係者は対応に追われている。
芦刈市長は後任の副市長について「9月議会に人事案を出したい」としているが、もし自らの意に沿う人物を指名するような人事案を出せば、議会の反発は必至。
2015年4月に芦刈市長が初当選したときは副市長選びが難航し、同年8月になって元市建設経済部長の富田氏が就任したという経緯がある。9月議会の議事日程によると、議会の開会宣告後、会議録署名議員の指名、会期の決定、そして「諸般の報告」「行政報告」が続き、ここで市長が副市長解職の件についての報告を行うと見られる。
ある議員は「この報告に対する質疑での市長の回答や対応によって、不信任決議、議会解散など、事態が大きく加速する可能性がある」と語った。
市長は公約だった市内中学校の完全給食化の方針を撤回した際に、「市の財政状況を考えて断念した」としているが、もし議会解散、そして市長選という事態になれば、予定にない選挙費用がかかることになる。
はたして、議会側が納得するような報告、質疑が行われるのか。明日からの太宰府市議会に注目が集まる。
【犬童 範亮】
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