2024年11月23日( 土 )

まちかど風景・筑紫野市 完了見えてきた筑紫駅西口区画整理

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 20年を超える一大事業の終わりが見えてきた。平成9年度から筑紫野市の事業として始まっていた「筑紫駅西口土地区画整理事業」。平成31年度での完了を予定している。

 駅周辺の無秩序な市街化に対処するため、西鉄筑紫駅を玄関口に、広場、計画道路、公園を整備し、宅地利用を増やしてきた。総施工面積は32.5ヘクタールで、総事業費は160億円。

 今年3月末時点で、進捗率は事業費ベースで91.8%、移転補償は完了、ほか項目も8割ほどを終えている。駅から見える高台一帯では、現在も住宅用地が造成されている様子がわかる。

 確認できた建設中の物件を挙げると、(株)一条工務店の戸建住宅、上村建設(株)のマンションが2件「プレアevレイクサイド」、「プレアevルミエール」(いずれも発注は個人)がある。

 また筑紫駅から徒歩15分と、やや離れた住宅地の一角に第一ホーム(株)が展開する「ユニエクセラン筑紫」がある。全8区画で建売。現在、2区画が売約済みで、1件予約が入っているが、5区画は空き。閑静な住宅街であるのは事実だが、筑紫駅からは徒歩では厳しい坂が待っている。上述区画整理での住宅分譲のほうが分がある。

【東城 洋平】

 

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