Aコープ九州とAコープ佐賀、来年4月に合併　年商300億円規模に

　（株）Aコープ九州（本社：福岡市東区、後藤泰三代表）と（株）Aコープ佐賀（本社：佐賀市嘉瀬町、北島博文）はこのほど、来年4月1日に合併することで合意した。存続会社はAコープ九州で、新社名も「Aコープ九州」となる。合併で経営基盤を強化し、大型生産者直売所を併設した新業態店「JAファーマーズ」の出店を拡大する。

　両社とも農協が出資するJA系スーパー。Aコープ九州は福岡県と大分県で29店を展開し、2017年3月期の売上高は163億8,800万円。Aコープ佐賀は23店舗で、17年3月期の売上高は148億8,500万円。Aコープ佐賀は、合併までにレストランなどスーパー以外の事業を切り離す。

　今回の合併により、九州のJA系スーパーはエーコープ鹿児島、エーコープみやざきを含めた3社に再編される。JA系スーパーは農協の組合員向け直売所からスタートしたため小型店が多く、老朽化も進んでいる。近年は食品スーパーなどとの競争が激化していることもあり、合併により経営規模を拡大し、店舗の大型化やスクラップ＆ビルドを進めやすくする狙いもあるとみられる。

＜新会社の概要＞
社名：（株）Ａコープ九州
本社所在地：福岡市東区松田2-7-1
販売エリア：福岡・佐賀・大分
資本金 ：3億2,500万円
従業員数 ：1,298名（2018年度）
店舗数 ：52店舗（福岡16店、佐賀23店、大分13店）
売上高 ：約282億円（2018度計画）

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