2024年12月23日( 月 )

女性の5人に1人が「薄毛・抜け毛」を自覚

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 マーケティングリサーチ業の(株)アンテリオ(本社:東京都千代田区、仁司与志矢社長)は15日、30~60代女性の「薄毛・抜け毛」の意識と対策に関する調査結果を発表した。

 調査は、全国の16~69歳までの男女2,241人を対象に、健康に関する意識と実態の把握を目的に実施。最近1年間に経験した健康に関する自覚症状で「薄毛・抜け毛」を挙げた人が13.6%に上り、2007年の調査時との比較で2.6ポイント増加した。年代別で見ると、50代が3.9ポイント増で最も多かった。また、自覚症状はないものの、薄毛や抜け毛に関心があると回答した人は全体で18.7%となり、年代別では60代が20.2%で最多となった。

 「薄毛・抜け毛」の対策を聞いたところ、「その他」(49.1%)に次いで多かったのが「市販薬」で27.3%、次に「健康食品・サプリメント」、「食品・飲料」がそれぞれ10.9%、「病院に行く」(7.3%)、「運動」(1.8%)が続いた。

 「『その他』が多いのは、最近、女性ホルモンの低下による薄毛への効果をうたった商品が発売されていることや、シャンプーやマッサージなど、手軽に取り組みやすいものが選ばれている様子がうかがえる。また病院や市販薬を利用しているという女性は少ないことから、まだ本格的な対策をしておらず、潜在的なユーザーが多く存在しているのではないか」と分析。「中高年を中心に、どの年代でも薄毛・抜け毛に悩む女性の割合は増加傾向にある。対策商品は男性向け市場というイメージがあるが、調査結果から、女性向けにも市場拡大が期待できるのでは」としている。

 

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