2024年11月05日( 火 )

久留米市長選、期日前投票は増加傾向に~市民団体が働きかけ

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

投票率の低迷から脱却目指す

 21日に投開票が行われる久留米市長選挙。久留米市選挙管理委員会によると、18日時点の期日前投票者数は9,019人で、前回(14年1月)の同時期と比べて約1,700人多いことがわかった。

 久留米市長選は、2003年1月の投票率43.40%から、10年1月30.25%(過去最低)、14年1月37.75%と低迷が続いている(07年1月は無投票。10年1月は市長の任期中の辞任にともない実施)。今回は、市民グループなどのさまざまな取り組みもあり、投票率のアップが期待される。

 市民団体「MEET UP KURUME」は「投票率を15%上げることを目標」とし、昨年12月、久留米市長選の立候補予定者と市民との意見交換会を実施した。

 一方、市民グループ「アクションする母さんの会in久留米」は選挙当日、投票所で申請すれば発行される「投票所来所証明書」を持参すれば、一部の飲食店などで割引が受けられる「選挙割」を企画。

 同企画は、16年10月の衆院福岡6区補欠選挙から行っており、今後も選挙の度に継続し、浸透を図る。告示直前の12日には、久留米青年会議所の主催で、3名の立候補者予定者による公開討論会が行われた。

 市選管によると、投票率の集計を始めた1947年以降で最も高かったのが51年4月23日実施の市長選で投票率93.15%。久留米市の1月13日時点の有権者数は25万1,609人。今回の市長選から18歳以上が初めて参加。18~19歳の有権者数は計6,312人(1月1日時点)。

【矢野 寛之/山下 康太】

 

関連キーワード

関連記事