2024年12月22日( 日 )

大阪・京都の元気は福岡の4倍

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1、観光客数4倍の京都(対福岡比)

 週末、京都に立ち寄った。京都駅の混雑ぶりは博多駅の比ではない。4倍の込み具合である。目勘定で外国人観光客が半数を占めている。二条城を覗いたが、ここでも半数は外国人観光客であろう。福岡に押し寄せるインバウンド数をはるかに上回る感じだ。ちなみに2017年度の観光客数は、まだ3月が終わっていないが、推定で京都が9,000万人を突破、福岡は2,000万人台に到達するであろう。このデータからも4倍の開きがある。京都市全体が桜の名所ばかりであるから桜を見に人が押し寄せてくるのが恒例だ。4月の1週目は花見目的のお客がわんさと京都に押し寄せる。先週末よりも2.5倍の混雑を呈するであろう。

2、大阪駅周辺開発には終わりがない。

 大阪駅の賑わいは博多駅の4倍あるであろう。まず御堂筋側に立ってみた。左側に位置する阪急百貨店の裏側にある30階建てのオフィスビルが立ち塞がり圧巻の様である。正面には阪神百貨店が君臨しているのであるが、依然と較べるとバスの立ち寄るゾーンが狭くなっている印象を受ける。空間スペースがなくなり圧迫感を抱いてしまう。そして右側には大丸梅田の本館が威厳を醸しだしている。
驚きは続く。裏側とみられていた北口が表口御堂筋をしのぐ勢いを呈している。うめきた2期工事が完了する2025年には主客転倒するであろうことは間違いない。JR大阪駅北再開発は通称うめきた開発と呼ばれ、梅田貨物跡地24haの開発が進んでいる。現在1期工事が終わり、7ヘクタールの敷地に『グランフロント大阪』が完成してフル稼働しているのだ。南棟(タワーA)北棟(タワーB、タワーC)が林立している。
 北口といえばヨドバシカメラしかなかったのであるが、いまや見えないのである。『グランフロント大阪』がヨドバシカメラの存在を消してしまったのである。さらにうめきた開発第2期工事は続く。大阪駅周辺の開発には終わりはない。一部には過剰行き倒れ説を説く専門家も現れ始めた。

 

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