夜の伏見稲荷大社、その妖しげな美しさ
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NetIB-NEWSを運営する(株)データ・マックスは、3月、インバウンドも含めて観光ビジネスで、さらなる賑わいを見せる京都へ視察旅行を実施しました。九州・福岡の経済ニュースを発信する記者の視点から見た観光都市「京都」の実像とは――。複数回のレポートでお伝えいたします。
京都・伏見稲荷大社は稲荷神社の総本宮であり、千本鳥居で有名な名所だ。美しい朱色の鳥居がトンネルのように連なる姿をひとめ見ようと、国内外を問わず多くの観光客が訪れる。
JR稲荷駅を出るとすぐ伏見稲荷大社が見えてきた。時刻は夜9時、楼門はライトアップされ、夜の闇によく映えている。
本殿でのお参りをすませ、境内を進んでいく。昼間は多くの観光客で賑わっているが、夜になると人影はまばらで、静謐な雰囲気が漂っていた。
普段は幻想的に見える鳥居が、妖しげな美しさを放つ。鳥居のなかは薄暗く、照明も乏しい。鳥居通しの隙間に目を向けると、少しだけ明るい夜空と、草木が生い茂った森が見えた。
鳥居で囲まれているため、森から何かがきても、鳥居の柱で阻まれてこちらには来られないだろう。正面、背後からきた場合は、話が違ってくるが。日が落ちてから見られる妖しげで美しい伏見稲荷大社の姿。また訪れたいと感じさせられた。
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