2024年12月22日( 日 )

「森友」で自殺者~土壇場の安倍政権

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 ついに自殺者まで出した森友学園問題。書き換えられたとされる土地取引の決済文書について、「検察の捜査に影響する」「国会に提出したものがすべて」として真相解明に後ろ向きだった安倍政権が、新聞報道と担当職員の死で、追い詰められた格好だ。

 国会は、財務省が8日に提出した森友学園との契約関連文書が不十分だとして、野党が審議拒否を貫く構え。来週まで「寝たまま」(国対関係者)になるとの観測が広がっている。

 来年度予算はすでに衆議院を通過しており、30日で自然成立する。政府与党としては、森友問題の追及を避けたいのが本音で、むしろ空転したままのほうが好都合だ。自民党の国対も、真剣に事態打開に動く気配はない。国会が動くということは、安倍政権が追い込まれることと同義なのだ。

 永田町では、「森友との契約に関わった財務省の職員に自殺者が出たのは事実。遺書が残されていたとされるが、中身がどうあれ、森友絡みと見られるだろう。ここまでくれば、麻生(財務相)が責任をとって辞任するだけでは収まらない。もし、朝日新聞が書き換え前の原本を出してきたら、安倍内閣はもたないかもしれない」と不気味な予言をする議員も――。週明け、安倍政権は土壇場に立たされることになりそうだ。

▼関連リンク
・【速報】森友疑惑 財務省職員が自殺か?
・【続報】政権追い込む森友疑惑
・【森友問題】新築の廃墟「瑞穂の國記念小學院」の今(前)
・【森友問題】新築の廃墟「瑞穂の國記念小學院」の今(後)
・【森友続報】ついに自殺者 近畿財務局担当職員が自宅で

 

関連キーワード

関連記事