34年にわたって「健康住宅」について研究してきた福岡大学工学部建築学科の須貝高教授が3月、定年退官する。10日の最終講義は「冬・夏における健康な温熱環境(住宅)とは!」をテーマに行われ、自身の生い立ちから福岡大学での研究結果、さらに建築、住宅への思いが語られ、「福岡大学では良い生徒に恵まれた」と振り返った。
須貝教授は、ヒートショックの危険性と断熱の重要性、高気密住宅の換気対策の重要性など健康的な住宅について長年研究し、それらの結果を関係省庁始め工務店に啓蒙してきた。
福岡大学中央図書館で行われた最終講義にはOB、OGなどの関係者始め100名以上が集まった。最終講義は研究室1期生の「礼」に始まり、34期生の花束贈呈で締めくくられるなど、終始アットホームな雰囲気に包まれていた。
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【永上 隼人】
<プロフィール>
須貝 高 (すがい たかし)
1947年9月生まれ。76年3月 東京大学工学系研究科博士課程修了、工学博士取得。 76年4月 東京大学建築学科環境講座文部教官。92年4月 福岡大学工学部建築学科教授に着任。
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