「脊振の自然に魅せられて」 『チャルメルソウ』哨吶草 ユキノシタ科 チャルメル属
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チャルメルソウは特異な姿をしている春の花の代表です。名前の通り中国のラッパのチャルメラ(チャルメル)に似ています。日あたりの良い渓谷沿いに群生をしていますが、丈が15cm~20cmほどの細く伸びた茎にいくつもの花をつけています。この花がチャルメラに似ているのです。チャルメラ状の花をルーペで覗いてみると不思議なかたちをしています。5本の突起が魚の骨のかたちをしているのです。
撮影はマクロレンズで思い切り接写をしますが、なかなかうまく撮れず撮影者泣かせの花でもあります。
チャルメルソウは脊振ではコチャルメルソウとオオチャルメルソウが見られます。葉のかたちと大きさで両社の区別はできます。
植物図鑑によるとチャルメルソウは日本固有種で海外では東南アジアと北アメリカのみに分布しています。全部で20種、そのうち大半が日本で分布しているとあります。脊振の花の講演でチャルメルソウをチャルメラソウと紹介し、アンケートで植物友の会の方から正確に発表するようにと優しくお叱りを受けました。思い込みで案内し、失敗の巻となりました。
「チャルメラがチャルメルになまったのでは」というインターネットの記事を見つけました。それで、ついチャルメラソウと記憶してしまったのでしょう。群生している『チャルメルソウ』。雪が白い筋となってバックに写っています
クローズUPの写真
2018年4月15日記
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