2024年12月23日( 月 )

長~い商品名の餃子で勝負を賭ける!~(株)餃子計画

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美味い生餃子で会社も成長

 中国伝来の料理でありながら、ラーメン店、定食屋、そして家庭の食卓でも人気の餃子。「国民食」といっても過言ではなく、冷凍食品やスーパーの惣菜コーナーなどでも重宝されている。

 (株)餃子計画では、餃子、焼売、水餃子、手羽先餃子など、さまざまな種類の非加熱生餃子を販売。近年は餃子ブームも相まって、会社は成長軌道に乗っている。
 同社は1971年3月、大阪市東淀川区にオープンした中華料理店「研悟」がルーツとなる。89年3月に業務用餃子専門店を創業後、2001年9月に会社設立。大阪、東京を中心に展開していたが、04年5月に九州進出。福岡県大野城市に福岡工場・九州支店を構えた。
 事業の柱は飲食店の運営と餃子類食品の製造卸。外食産業からスーパーの総菜売場まで幅広い分野で、冷凍およびチルドの餃子は取り扱われているが、同社は九州地区においては、外食産業への取引は浸透しつつあるものの、今後は小売業への本格参入を視野に入れ、同社は小売業向けに差別化した商品を開発している。

米粉のほかにグルテンフリーと糖質カット商品も手がける

 商品名は、「米粉でつくったもっちり皮で国産の具をやさしく包みこんだニッポンのギョーザ」。名前がとても長い商品だが、近年は一部スーパーや量販店でも取り扱いが始まった。秋田県大潟村の生産者と製造者がつくる米粉を100%使用。国産の豚肉と野菜にこだわった“ニッポンのギョーザ”である。
  特徴は、皮はもちもち、中の具はシャキシャキで、大人から子どもまで美味しく安心して食べることができる点。近年、小麦アレルギーで悩む人たちが多いが、これなら安心して食べることができる。

 また、同社は現在、九州産小麦(福岡県産ちくしW2号)と九州・沖縄産豚肉、九州産を中心とした国産野菜を使用した「九州こだわり肉餃子」も販売している。

  健康をキーワードにグルテンフリーや糖質オフの商品開発にも余念はなく、小麦を減らしてこれまでの餃子に比べて糖質量を半分にした「糖質off餃子」も開発。さまざまな用途で活用できる餃子商品を提案している。「小売業の方々に、我が社の商品をもっと知っていただきたいと思っている。これからも地域密着、材料にこだわった商品を販売していきたい」と、同社九州支店の陶山氏は自信を持って語ってくれた。

【矢野 寛之】

<COMPANY INFORMATION>
(株)餃子計画
代 表:西 研悟
本 社:大阪市淀川区宮原2-14-14
九州支店:福岡県大野城市御笠川5‐6‐5
TEL:092-503-8960(九州支店)
URL:http://www.gyozakeikaku.com​

 

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