飛躍の鍵は社員が成長できる企業風土(前)
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(株) 末永工務店
顧客の需要を満たす提案・施工力
マンションなどの各種共同住宅から、戸建、公共施設・商業施設、寺社仏閣まで――1957年4月の創業以来、半世紀を超えて研鑽・経験を積み、そのなかで培ってきた提案から施工に至る「総合力」を生かして顧客の建築ニーズに応え続ける末永工務店。顧客間を結ぶネットワーク力、土地活用に関するコンサルティング力も兼ね備え、多方面から地元福岡のまちづくりに貢献し続ける同社に寄せられる信頼は篤い。
多岐にわたる建築物の施工に携わる同社が、とくに得意とするのがRC(鉄筋コンクリート)造の建築だ。建築に際しては、賃貸物件の新設など、土地活用を考えている顧客に対して、建築物のコンセプトから計画まで長年の施工で培ったたしかな企画力を生かし、敷地に合わせた配置、間取り、デザインなどを同社の設計担当者が関係法令関連などを踏まえたうえで提案。
合わせて、作成された図面を基に収支計画などの事業計画も提示されるので、顧客は最小限の労力で最適なプランを得ることが可能となる。
入居者目線の徹底と新たな挑戦
また建築プランは、周辺施設や交通アクセスなど入居者の求める「住みやすさ」を顧客とともに追及。設備面に関しても、賃貸住宅であってもオートロックやペアガラス仕様など高品質の設備を求められる傾向が強い昨今の住宅事情を先取りし、建物に導入しているほか、床仕様に関しても、分譲マンション並みの遮音性能を確保した床材を使用するなどのこだわりを見せた結果が、同社に土地活用を依頼した顧客の満足につながり、新たな顧客の紹介を受けるというかたちで同社にも還元される。こうした理想的な循環を生み出せていることが、同社の堅固な受注基盤の確立につながっている。
そんな同社が、新たに注力しているのが官庁工事でのさらなる実績づくりだ。2017年、末永代表は「これまでJV(共同事業体)の一員として、小学校の体育館工事などに携わってきましたが、これからは単独での受注も取れるよう努力していきたい」と話していた。
現在開発が進む福岡市東区アイランドシティにおいて、同社は「アイランドシティ地区小学校(仮称)講堂兼体育館など新築工事」の単独受注をはたしている。
「初めて経験することも少なくなく、社員一同勉強させていただきながら工事に取り組んでいます。次につながる大きな一歩となるよう、竣工まで邁進してまいります」と語る末永代表。今後は官公庁の工事への取り組みも含め、さらなる飛躍を遂げていってもらいたい。
(つづく)
<COMPANY INFORMATION>
代 表:末永 正伸
所在地:福岡市南区長丘5-21-20
設 立:1967年4月
資本金:4,500万円
TEL:092-541-3764
URL:http://www.suenaga-k.co.jp<プロフィール>
末永 正伸(すえなが・まさのぶ)
福岡市出身。1987年1月、(株)末永工務店入社。2005年1月同社取締役に就任。08年3月に同社代表取締役社長に就任した。法人名
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