2024年12月22日( 日 )

実質的に30%の値上げ、定食屋の先行きは

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 中洲のある定食屋は「質・量とも断トツ」をウリにしており、ランチの予約が3回に1回ほどしか取れないほどの人気店だった。目玉は100グラムの「サイコロステーキ定食」が800円(会員料金)、同定食の150グラムが1,300円と、リーズナブルなところ。肉質も良いし、サラダは食べ放題で種類が豊富。漬物もおいしく、ごはんには高級な米を使っていた。ごはんとみそ汁はおかわり自由。食後はコーヒーまたは紅茶とともにシャーベットなどのデザートが提供される。いつも「いやー、ハッピーだった」と感じながら店をあとにしていたものだ。

 1カ月後、同店を訪れた。するとサイコロステーキ定食の価格が900円に値上がりしていた。また、サイコロステーキの品質が、かなり劣化し、食べ放題のサラダはキャベツのみに。漬物もなくなっていた。サイコロステーキの量も減り、以前のように、ごはんやみそ汁のおかわりはないかと、店員が聞いてくる頻度も減った。食後のデザートはなくなり、コーヒーか紅茶の提供のみとなった。
 総合的に判断して30%ほど値上がりしたように感じた。もう通うことはないだろう。

 

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